強く美しい光
「今年は春が長いな〜」
その年は、なかなか寒くならず過ごしやすい日々が続いていた…
「おはよう〜」
「おはようございます(^^)」
「ねえソフィアちゃん今日の課題曲もう弾けるようになった?わたし弦が上手く押さえられなくて!」
「ふふふ…(笑)そうなんですね〜そういう場合はここを…」
「なになに?ソフィアさんに教えてもらってるの?エマちゃん」
「うふふ良いでしょう?みんなも教えてもらったら!」
「え〜良いのかな〜教えてもらいたい!」
「もちろん(^^)」
「わーい嬉しい」
「ソフィアさんてホントに凄いね〜ピアノも完璧だしフルートとヴァイオリンもできるんだよね?」
「はい!小さい頃から習っていましたので…」
「なんかソフィアさん凄すぎて自信なくなっちゃうこんな私がステチュになれるのかなって」
"あぁ…まただ…私のせいでまた回りの人たちが…"
「えーどうして?わたしは絶対にソフィアちゃんより上手くなるもんね〜一生懸命頑張ればなんだって出来るのがステチュだもん!」
「それにわたしは1番可愛いので!すみませんが1番立派なステチュになっちゃいま〜す!」
「…ワハハハ」「…ワハハハ」「…ワハハハ」
「やだーエマちゃん自分で言っちゃうの凄い〜」
「だってスミス先生も言ってたじゃん自信を持って自分が1番可愛いと思いなさいって(^^)」
「そうだね〜ごめんねソフィアさん暗くなっちゃって私がんばる」
「ソーダソーダクリームソーダみんなでがんばろう!!という訳!!」
"あぁ…一瞬でその場の空気を変えてしまうなんて、エマちゃんはなんて凄いんだろう!まさにルビーの輝きのような笑顔、琴鳥ちゃんのように全てが強く美しい
それに比べて私は…"




