魔王と教皇様のご息女様
ST-1グランプリは前評判の通りプラチナシアターの選抜グループ"プラチナハート"優勝で幕を閉じた
優勝は逃したもののステチュ研究部のグループ"7レンジャーNEO"はある意味1番のインパクトを残した!
「あ!魔王様〜」
「正義は必ず勝つ!!」
「アミカ〜魔王似合っていたよ!!」
アミカさんは悪役とレンジャーの2役を演じ、アクロバットを駆使した悪役の魔王が大人気になって子供達のカラットも増えたとか…
最終的に魔王が改心して仲間になる話なのだけれど教会関係者は怪訝な顔をして見ていた!!
「はぁ〜頑張ったんですがね」
「やっぱり歌唱力がネックになったわ!」
「アミカちゃん唄の上手な子見付けられなかったんだよね」
「はい!あっちこっち探して回ったんですがこれはって思うオーラが見付けられなくて…どこかにいないかな星のように美しい黄色のオーラを持つ歌姫が…」
「はっはっは!それは私のことですね!」
「え!誰?」
「救世主とでもお呼びください!しばらくしたらきっとあなた様がたの仲間となりましょう!!でわ!」
「え?え?え?」
「誰かの知り合い?」
「知らないよ!あれどうした?アミカ」
「み、見付けた!」
「お母様ここに居たんですね!編入希望の生徒に会いましたか?」
「うん…凄いオーラだったよ!忖度はしないようにソフィアに言おうと思っていたけど…必ず獲得しておきたい少女だわ!」
「しかし、教皇様のご息女様となると、なかなか反発もあるかと…」
「え?ご息女様?なんか教会関係者のどーのこーのじゃ」
「そんなの構えられないように言っていただけで教皇様の4番目のご息女様ですよ!お母様も見たことあったと思いますよ!よく教会関係者の方々と講習会などに来ておられましたし!」
「ん?もしかして大人の影からいつも覗いていたあの子??」
「多分、そうですよ!お母様に相当心酔していたようですから!」
なかなかの後ろ楯のある少女が学園にやってくる…
でもこれはもう偶然ではない…




