表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻魔奇談  作者: 藤枝ダイヤン
4/5

第四話


「ふぅー…………」


 運転の疲れから横になるB樹。


「予想外に遠かったけど、良いところっぽくね……」


 座椅子にもたれ掛かり、足を伸ばした、だらしない格好のD二──イソギンチャクD二。勿論、本名だ──が、煙草を吹かす。


 D二については、これといって特徴のない、けど不満だけは一丁前。お金にも然して困ってはおらず、しかも腹立たしいことに大体の事は卒なくこなす器用貧乏の最底辺便所虫だ。


「そういえば、A太郎? どうして此処にしようと思ったんだ?」


 景色が見える窓際の椅子を陣取るC人。


「…………フヒヒ……コレ」


 C人の対面にテーブルを挟んで座るA太郎が以前の旅行雑誌とは別の雑誌をおもむろに取り出す。


「何これ?」



「………………フヒヒ」


──────────────



「よーし行っちゃうぞ!」

「「「「「バカヤロー!!」」」」」


 B樹の掛け声に合わせて、気合いを入れる僕たち。

 

 ナイトーマートで呪獄村限定『スターダストコーヒー』『ジーニアスカフェラテ』『デスティーノキャラメル・マキアート』栄養ドリンクの『カブロンD』を各々に購入した僕たち──一人だけ「さっき水飲んだから」と空気を読まない守銭奴クソ野郎はさておき──は、


『呪獄村アゲアゲ☆ムラムラ村おこし!ヒミツ《封印》を解いて、賞品をもらおう!!』に意気込むのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ