社会のインフラとその働き手
保育園は、幼児の成長を保育士任せにするところではない。
社会の中で、親と幼児が成長し合うために預けるところだ。
大学は、新卒就職するための方法を学ぶところではない。
先達に学んで課題を解決する方法を身につけるところだ。
役所は、ただで文句をつけられるところではない。
みんなの税金でみんなを助けようとするところだ。
病院は、病気を治してもらえるところではない。
病気を治すための手伝いをしてもらうところだ。
介護施設は、老人を収容するところではない。
暮らしの中で老いを受け容れていくところだ。
これらの施設で働く人は、工場で物を造るわけではない。
華々しいイベントを作り出すわけでも、政治家でもない。
彼らは社会のインフラを生み出している。
私たち一人ひとりの人生が豊かであれと。
次世代へとつなぐ人生の礎を創っている。
まだ見ぬ子たちの未来が健やかであれと。
この詩に表した想いは、私の個人的な体験に基づきます。
また違う体験をされた方の想いを否定したいわけではありません。