表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/86

とろけるチーズ

 窓からの日差しが眩しい。もう朝か。


横を見ると晴人はもういなくなっていた。


今にも閉じそうな目を一生懸命開いてスマホをみると「仕事行ってくる」とメッセージがきていた。


わたしも仕事に行かなきゃ。


重い体を起こしてベッドを出る。


洗面所で顔をみると、少し腫れてはいたが、ギリギリセーフな顔だ。


これがひどいと、目が二重じゃなくなり、別人のような顔になるのだ。


「昨日、顔を冷やしておいて良かった」


わたしは朝起きてすぐに歯磨きをする派。


朝起きてからの口の中にはたくさんのバイ菌がいるって、どこかで聞いてからそれ以来ずっと朝歯磨きを続けている。



朝ごはん食べよ。食パンの上にとろけるチーズをといて、トースターに入れる。3分くらいでいいか。


チンッ!


トースターの音が鳴ったら完成。とろけるチーズがとろとろになって、少し焦げ目ができている。


チーズのこんがりと焼けた香ばしいにおいが部屋に漂う。


珈琲メーカーで、カフェラテを入れて、食パンと一緒に食べながら、ニュースを見る。


あっ、たしか桃もあったよな。桃を一個切って、全部食べた。


わたしも仕事に行かなきゃ。ブラウスにズボンといったいつもの服装で家を出た。


昨日こんなことがあっても、仕事には出ないといけない。


これが、社会人としての責任。


休みたいな。


毎日朝思っているけど今日はいつも以上に強く願った。


隕石が落ちてくればいいのに。


落ちてきたら、会社行かなくて済むのに。

続きが気になった方ブックマーク並びに感想ご指摘などよろしくお願いします!

下の⭐︎を押してくださると泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ