シャワー
「晴人ー。シャワー浴びてくるね」
「いってらっしゃい」
泣いた後は、顔を洗いたくなる。お湯が顔にかかり、涙も洗い流してくれる。
鏡で自分の顔をみる。やっぱ、充血してるな。
あー、今日は辛い日だったな。たぶん、わたし1人だったら、耐えれなかった。
晴人がきてくれたおかげで、今なんとか生きてる。
晴人に感謝だな。
でもこんなときでも、晴人にどう思われてるんだろうって、考えてしまう。
自分以外の人にどう思われているかは、多くの人が考えているだろう。
この世界は人と関わらないと生きていけない世界だから。
何かをするにも、必ず人が関わってくる。
仕事場に行けば、人はいる。
スーパーやコンビニに行けば、レジに人がいる。
宅配便が来たら、出ないと受け取れない。
SNSをしていれば、人が嫌でも登場してくる。
だから、人のことを気にするというのは、誰にでもあることだろう。
わたしの場合、その気にするというのが、人より敏感になっている。
人一倍、どう思われているのかを考えてしまうのだ。
だからこそ、人との付き合いが上手くいくこともある。
その代わり、犠牲としてかなりの負担がのしかかり、非常に疲れることもある。
人のことを気にせず、自由に行きたいと何度思ったことか。
いじめという人生最大の恐怖を受けてからこれは始まった。
わたしの脳に、恐怖という形で植えつけられたのだ。
これは、簡単には剥がすことはできない。
いじめてきた奴らは、なんとなくしか覚えていないだろう。
全く覚えていないこともある。
それが現実で、理不尽なところ。
せめて、責任とってほしいが、そんなことはもうできないし言えない。
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