表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きてる価値を探す日々  作者: 湯川田 美央
嬉しさと不安の葛藤
66/86

ボンゴレビアンコ

 仕事が終わって、晴人の家に向かう。


今日はもう家にいるらしい。


「おじゃましまーす」


「はーい」


「このアパート防犯しっかりしてるね」


「でしょ。これで安心。荷物は運んであるよ」


「ありがと。助かる」


これから、晴人との共同生活が始まる。


嬉しい反面、不安もある。


誰にも言ってないこと。


まぁ、バレたときはそこまでということで、しゃーなしか。


晴人のマンションは、住人以外は入れないようになっている。


そして、エントランスがある。


受付のような方もいらっしゃる。


お金だけで、こんなにも違うものか。


わたしは、アパート暮らしだったから、マンションに暮らすなんて夢にも思っていなかった。


しばらくの間、わたしが帰る前にマンションにいてくれるらしい。


医者にとって、どれだけそれが大変なことか。


晴人に感謝。


晴人の部屋に入ると、わたしのアパートとは、レベルが違った。


一言で表すと


美しい。


「いいにおいする」


「ボンゴレビアンコ作っておいた。あと、前菜とかいろいろ」


「え! 神! めちゃ美味しそう! ありがとう! 」


ボンゴレビアンコは、とても美味しかった。あさりがふっくらして、パスタとからまっている。


「実は料理好きなんだ」


「美味しすぎるよ」


「ありがと。今日のボンゴレビアンコは、にんにく入ってないから安心して」


「え! にんにく入ってないのにこの味! 上手すぎ!」


わたしが作るより上手い。


釣りに行ったら、その魚を調理してもらおうかな〜なんて、考えながら食べた。


仕事の疲れが一気に吹っ飛ぶ夕飯となった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ