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生きてる価値を探す日々  作者: 湯川田 美央
嬉しさと不安の葛藤
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田中心に惹かれていた理由

 仕事復帰する前日、心が自殺未遂したと連絡がきた。


睡眠導入剤を大量に飲んで、アルコールを飲んだらしい。


なぜ、睡眠導入剤を持っていたのか。


心は精神科に通っていたらしい。


彼氏との関係で悩んでいたという。


彼氏は心に暴力を振るう男だった。


心は精神的に参っていた。


そこへ私の刺されたという連絡。


わたしは、急いで病院に向かった。



「こころ!」


こころを見た瞬間、わたしは抱きしめた。


「なんでこんなことしたのよ……心配したよ。


助かってよかった」


「ゆずさん。ごめんなさい。わたしが警察に行こうなんて言わなければ、相手を挑発することもなかったし、刺されずに済んだんです。それを考えたらどうしようもなくなって」


「ばか! あなたのせいじゃない! あなたは何も悪くないし、あなたのおかげで、救われてるの。わたしは。こころには、感謝しかないんだよ」


「ゆずさん。ごめんなさい」


2人で泣いた。


心にわたしが惹かれていた理由。


それは、こころには影があったから。


影のことは何も聞いてなかったんだけど、感じたんだろうな。


彼氏のこと、わたしには相談しなかった。


相当、なやんでいたんだろな。


なのに、いつも笑顔でにこにこで。


ほんと凄いな。


よく仕事こなしてたな。





明日から仕事。心はきっと休むだろう。


心の分まで頑張ろう。


明日の仕事頑張ろう。


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