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生きてる価値を探す日々  作者: 湯川田 美央
嬉しさと不安の葛藤
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絶叫系記念日

 遊園地に行った。


「遊園地なんて久しぶり」


「僕も。遊園地なんて、大学生ぶりだよ」


「だよね。というか、今日よく1日、体開けれたね。医者って忙しいイメージある」


「医者も人間だからね。休みくらい取らせてもらわないとやってけない。柚と会いたかったっていうのもあるけど」


「予定あけてくれてありがと」


「こちらこそ」


遊園地は、とても混んでいた。


高校生、大学生、カップルが多い。


きらびやかな音楽が流れ、物語の中のような建物が並んでいる。


不思議とワクワクうきうきな気分になる。


夢の中の世界のようだ。


「ジェットコースター乗ろ」


「えー、わたし、苦手。乗ったことない」


「えー! まじか! 目つむってやってみよ」


「うん。がんばってみよっかな」


順番がくる。絶叫系は苦手。やだな。でも晴人となら……

ドキドキする。あー、逃げ出したい。


横を見ると晴人は平気な顔してる。


もー。


「大丈夫? 無理にいいよ」


「や、がんばってみる。手、繋いでいい?」


「もちろん」


乗ってからは、意外にすぐ時間が経った。


目つむってたけど、たまに開けてまたつむって。




今日は絶叫系記念日になった。

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