表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/86

坂井Ⅴ

 2日目。


まだ佐々木柚は目を覚さなかった。


佐々木柚の担当医は、僕坂井がすることになった。


様子を見に行く。


「みんな元気ですか?」


「坂井先生〜! 元気ですよ」


佐々木さんと同じ病室の3人が返事をする。


「この間、お孫さんきてましたね。可愛かったですねぇ」


「そーなのよ。ちっちゃくてね〜。私の宝」


いつも通りの会話をして、病室に入る。


佐々木柚のベットには誰もいなかった。


ちょうど帰ってしまったところのようだ。



ほんときれいな寝顔だな。


しゃべったこともないのに、少し惚れてる自分がいる。


それと同時に、彼女のことを心配している。


日々、たくさんの患者に会ってるからなんとなくなんだけど、佐々木には影がある気がする。


普通の人よりも厚い影。


こんなきれいな人なのに、過去に何かあってそれを抱えているような。


目を覚さないのも、この世に生きていたくないからじゃないのか。


ストーカーされてるだけでも十分怖いし、ストレスだよな。


1人で抱え込んで辛かっただろうな。


よく頑張ったな。


でも、まだ生きててくれ。


僕は佐々木さんと話してみたいんだ。

続きが気になった方ブックマーク並びに感想ご指摘などよろしくお願いします!

下の⭐︎を押してくださると泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ