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生きてる価値を探す日々  作者: 湯川田 美央
愛は凶器ともなりうる
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 朝出ると、玄関前には誰もいなかった。


ふぅ。よかった。


なんで住所わかったんだろ。



原田には住所教えてないはずなのに。


後をつけられてた?調べられた?


謎すぎる。


そして、怖い。


背筋が凍る。


これからどうしたらいいんだろ。


とりあえず、心に電話してみるか。




心に昨日のことを伝えた。


警察に行くべきと言われた。


でも、警察に行ったらいろいろめんどうだし、怖いし。


いろいろ聞かれるんだろーな。


興味本位で。


やだな。


ネットで調べると、ストーカー規制法というのがあった。


家に来ることもストーカー行為の一つだった。


わたしが住んでいる県の警察ホームページには、24時間対応と書かれていて、何時でも相談してくださいとあった。24時間対応はすごいな。

でも、警察沙汰になったら会社にも迷惑かかりそうだし。


今までの行為を全て話さなきゃいけないんだろうな。


言いにくいこともやっちゃってるし。


あのときの自分を責めた。


取引の為なんて言わなきゃ良かった。


仮面が外れた瞬間から突き放せば良かった。


後悔の嵐だった。


外は朝なのに暗かった。これから雨が降りそうな天気だ。空は、一面、分厚い雲に覆われている。


鳥も泣いてないし、静かだ。今日は何か変だ。

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