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生きてる価値を探す日々  作者: 湯川田 美央
愛は凶器ともなりうる
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相談

 今日は田中心とご飯の日だ。


イタリアンに行った。


「なに食べるー?」


「マルゲリータ食べたい!」


「いいね、はい。ではここで問題です! マルゲリータはどこの国旗をイメージしているでしょうか!」


「あ、それ知ってる! たしか、イタリア!」


「正解!」


「イタリアの国旗は緑、白、赤の三色からなっていて、たしかー、緑がバジリコ、白がモッツァレラチーズ、赤がトマトソースだったような」


「そーそ。ちなみに、マルゲリータって、イタリア王妃の名前だったらしいよ」


「ええ! そうなん?」


「イタリア王妃が食べたピザが美味しすぎて自分の名前をピザにつけたんだって」


「へぇ! おもしろいねぇ」


そんな会話で、夕飯は始まった。




「実はね……わたし、ストーカー受けてるかもしれないの」


「ええ! なにそれ! 詳しく話してくださいっ!」



こうして、心にだけ最近、取引先の相手だった人からストーカー行為を受けていることを打ち明けた。

 

「え、そいつ頭おかしいですね」


「はっきりと何度も断ってるんだけどね」


「警察に相談します?」


「警察に絡むと面倒だしなー。怖いし。大事になりそうだし」


「たしかに、そうですよね。でもなんとかしたいですよね。柚さんのために」


心は、かなり心配しているようだ。


正直、私も怖い。


もし、これ以上続いたら、悪化したらどうしようとか。


不安は募る。

 

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