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5話
「放置…にはしておけないよな」
なんか理解不能なことを考えると言うのは意外と疲れるようだ。なんだが眠ったくなって眠気に抗うことなく身を任せたいところではあったがこのままにはしておけず二度寝をするのはお預けとなってしまった。
ーーーピロン、ピロロロロロローン
ケータイから受信音が鳴った。
「うん、宛名神様?」
僕のケータイに一通のメールが入った。メールアドレスは登録した覚えのないものだったけど宛名に神様と書かれていた。
「神様か~普通なら頭おかしいやつかいたずらのどちらかなんだけどな~」
本来なら神様と名乗るやつからメールなどが来れば開封はせず無視か削除のどちらかなんだけど、突如としてできた扉の先が広大な草原という意味不明な状況なだけにこの神様からというメールはもしかしたらこの状況をどうにかしてくれる手助けになってくれるかもしれない。
まぁ本当にこのメールの送信主が神様であるならばであるが。
「まぁ開けてみるか」
僕はこの状況を打破することができる可能性にかけてメールを開けてみることにした。