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2話

「うん、夢じゃなかった」


やはり扉が増えたと言うのは夢ではなかった。夢と言うのはどんなけファンタジーなものだったりSFなものだったりしても夢だと認識出来ないと確かテレビか本に書いてあった記憶がある。


実際にと言うかこれまで僕もたくさんの夢を見て来たが夢を夢だと認識出来たことがなかった。


本当に不思議だよな夢って……。


「無意識に現実逃避してしまっていた」


僕が夢について考え込んでしまった。今は夢の不思議さについて考えるよりも、夢のようではあるが実際に存在して夢ではないこの突如として増えた扉について考える必要がある。


「んー見た目は普通の扉てか、一緒だよな」


突如として増えたこの扉は元々僕の部屋に備わっていた扉と瓜二つ、柄もドアノブも全く同じものだった。


「あれ?僕なんでこんなに驚いていたんだろう?」


僕は突如として増えた扉に対して驚いてしまっていたけどよくよく考えてみたら別に扉が増えたからといって何か不具合や不都合なことでも生じたわけでもないので驚きはするもののこんなに深く考える必要がなかったのだ。


「はぁ~そうだよな、なんで僕こんなに悩んでいたんだろ~」


そう言って僕はなんとなく扉を開けた。








この時の僕はまだこの扉の先がどこに繋がっているのか知る由もなかったのだ。

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