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  作者: モノノケ
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決意の朝

 次の日の早朝。いや、《《子供》》をあやしていたせいでその日の早朝だったのかもしれない。ともかく朝早くにガサガサと物音がするので起きてみると、部屋の真ん中にはすでに着替えた状態の集子がいた。逢瀬牧戦を反省してか、動きにくそうなスタイルではない。生地の薄い半ジーパンにブラウンの半袖という動きやすそうな私服スタイルだ。もう少し早く起きていれば、着替え途中の集子が見られたのかもしれないなどとは考えない。

 私が目覚めたのに気付いたらしい集子は、起きてなおベッドに転がっている私に近づいてから小さな声で言う。

「おはようございます。起こしちゃいましたね」

 寝ぼけた頭の私は、まだ口の回らないまま言葉を発する。

「……別にいい。それより、どうした」

「T・Fを借りる手続きと、武器弾薬の補充です。昨日は遅くまで付き合わせてしまったので、先輩はギリギリまで寝てていいですよ。私だけで出来ますから」

 本当ならばついて行くのが男として、それからファリジアレース初心者としての正しい行動だっただろう。しかし今の眠気は尋常でなく、目をつむるとすぐに意識が沈みそうだった。だからその言葉に甘えさせてもらおう。

「……分かった。寝させてもらう」

「はい、行ってきます。八時までには帰ってると思いますから」

 という言葉を聞いて再び眠りに入る。集子の足音とバタンとドアが閉まる音を聞いて、私は安心して眠りにつけた。

 だがそれからの眠りは浅く、集子が帰ってくるという八時よりも一時間早く起きてしまった。だが今日何かが起こる予定とはいえ、今からT・Fに乗るわけだ。それはつまり眠り放題であることを意味している。起きたくなったのだからさっさと起きてしまおう。

 それからはベッドに寝転びながら端末をいじるという若者らしい時間つぶしをしていた。ついで風に逢瀬牧のアイテム状況を確認してみると、いまだにゴールしていないことが分かる。まあ当然か。これから何かを起こすわけだからな。

 それからスラスラと目的アイテムの変更などをしていると、ドアからガチャリと音がする。こちらへ向かう足音を聞いて、そうして現れたのはやはり集子だった。

「もう起きてたんですね」

「まあな。それよりも、準備は終わったのか」

 聞くと、手に持っていた布袋を私に見せつつ、

「バッチリです」

 と笑顔で答える。見てもよく分からないが、どうやらつつがなく済んだようだ。集子は布袋を自分のベッドの横に置いて、そのままベッドに腰掛ける。それからいまだに寝巻の私をじっと見つつ口を開く。

「もう一眠りしたらどうですか? 一時間くらいなら寝られますけど」

「別にいい。いざとなったらT・Fの中で寝ればいいからな」

 すると集子は微妙な顔を作る。その理由を聞く前に、集子は簡単に答えてくれた。

「……大きいT・Fは、その名に反して案外揺れるんですよ」

 今度は私が渋面を作る。

「……だったら、その言葉に甘えさせてもらおうか」

 私は無造作に丸められた布団をバサッと広げて、その中にうずくまる。そうして静かに目を閉じて、微睡が下りるのを待つことにした。

 結果として、一時間の仮眠は功を奏したことになる。眠気はきれいさっぱり吹き飛んで、身も心も充実した状態で次の街へと進めるのだから。


 時刻は十時ちょうど。そして場所は前日に決めた、ベーラの出口門。そこにはもう、言わずもがなの待ち合わせメンバー全員が佇んでいた。

 空はよく晴れていて風もない。けれど空気が少しだけ冷たく感じる、気候がいい日だと思えた。時折吹く小さな風だけで、非常に心地よい気持ちになれるのだ。

「いい天気ですわ。お散歩日和ですわね」

 暇を持て余したカモミールが話しかけてくる。これから乗り物に乗ろうとする人の言葉ではないが、概ね同意する意見だ。だが私は、願望を織り交ぜた言葉を返した。

「確かにそうだな。窓を開けてドライブするにはいいかもしれん」

「車をお持ちで?」

 妙な所で食いついてくるな。私が車を持っているように見えないのかもしれない。

「持っているさ。ファリジア王国では車は珍しいのか?」

「どちらかと言うと、車は庶民の乗り物というイメージが強いですわね。そもそも国に数多くある都市部以外には、道路が敷かれていないんですの。T・Fがあるおかげで地面を整える必要がありませんので。街と街との移動には公共のバス。バスでの移動が難しい所にはT・Fという風に分けられているのですわ」

 横からベルが口を出す。

「そのせいでT・Fがなければ行くことが出来ない場所もあってね。そういう場所へ行く場合の、つまりT・Fの利用料は庶民には少々高い。ファリジア王国の金持ちや貴族は自前のT・Fを持っているから、どこへだって自在にスイスイなんだよ。だから貴族なんかは車に乗る機会がそもそもない」

 なるほど、また聞いていないことを話し始めたと思ったら、きちんと修正してきたか。しかも原住民らしく、よくまとめられた話をされて少し悔しい気持ちになった。失礼この上ない話だが。

「そろそろ扉が開きますよ」

 集子がそっけなく告げて、私たちは出口門に注視する。すると木が擦れるような、割れるような音が辺りに響き少し不安を感じてしまう。この門は大丈夫なのだろうか。

 だが心配は杞憂に終わった。無事扉は全開に成功して、その先にある大きな物体をありありと見ることが出来た。

 そして私は一人、感嘆の声を上げてしまう。

「随分と……大きいな。まるで家のようだ」

 そう、中規模の一戸建てと同じくらいの大きさがあったのだ。見た目自体はベーラに来る時に乗っていた物と大差ない。一見不安定そうな二足に、てっぺんには透明の半球体のフロントガラスらしい物が載っていて、人と動物を合わせたような形の、ごつごつした機械仕掛けの移動要塞。だが五人が乗れる規模となると、やはりスケールから違うようだ。

「さっさと乗ろうよ。次の街に行きたいし。ほらオジサン乗って乗って! あ、私の荷物持って行ってね」

 来家は少女という自分の立場を最大限に利用してくる。大人という立場上断ることは出来ないので、大人しくそれを受け入れる。だが荷物を受け取るついでに一つ聞いた。

「来家は闘技場に出ていないよな。だったらどうやってベーラまで来られたんだ?」

「さっきの話じゃないけど、別にT・F以外に乗り物がないわけじゃないでしょ? あたしはバイクで来たよ。一番安いし、ファリジアレース内だったら免許もいらないしね」

 話を聞いて、レースには一人で参加する方が実質有利なのかもしれないと思った。メラを消費しなくて済むし、何より大量にメラを稼ぐ必要がない点が素晴らしいと思う。その分移動は大変な苦労が待っているだろうが。

 無駄話はそれくらいにして、私はきびきびと荷物を運ぶことにした。こういう力仕事は男衆がするものだと、のんびり構えていたベルに説明してやり手伝わせる。少しは不平を言うかと思ったが意外に素直に従ってくれて、

「これがヤマトダマシイだね!」

 などと自己完結していた。異文化を素直に受け入れられるのはいいことだ。あえて否定せず、彼をいいように使ったわけでは断じてない。

 冗談はさておき、荷物を運び終えた私たちはせかせかとT・Fに乗り込んだ。荷物があっても中は広く、一人分のスペースは行きに使っていたT・Fよりもずっとある。

「それでは六時間の短い旅ですが、みなさんよろしくお願いします!」

 バスガイドのようなことを言う集子に、思わず拍手をしてしまう私と来家。文化の違いか拍手の理由が分からないファリジア人二人も、戸惑いながらペチペチと手を叩いた。

 部屋の中央にあるプログラム画面をタッチする集子。するとT・F全体にエネルギーが流れ込むように振動が起こる。それから前に乗ったT・Fよりも少しだけ大きな機動音がして——、それからグオンと走り出した。集子から聞いていたよりも振動は少ない。これは……少々荒い運転の電車くらいか。一切の揺れがなかった二人乗りのT・Fが、異常だっただけの話だなこれは。

 さて、時間まではのんびりと過ごすことにしよう。会話に花でも咲かせようか。


 そうして進み始めてから、三時間ほど経っただろうか。風景は涼しげな湿地帯からまた少し変わりつつある。空気や地面から水気が少なくなっており、日差しも少々強くなったか。気温は少し上がったくらいだが、体感温度としてはだいぶ上がっているように思えた。しかし夏ほど暑いかと言われると、そこまでではない。そう、暑い日の春のような気候だ。地面には緑の草々が見え始めていて、少しの風でさざめく音が聞こえてくる。

 そうやって景色の変化を楽しんでいると、熱っぽく語る来家の声が陽気な空気を切り裂いた。

「……そう! 相手が弱いとすぐに決着をつけたくなるからさー。中々強い人には出会えなくてもどかしかったの。相手が大したことないと『ああこの人弱いな』って思った瞬間に首狙いしてたんだ。そうしたら次の日には断頭台なんて血も涙もない異名がついててさー」

「僕の場合は首もそうだけど、出血量の多い箇所を狙うかな。弱い敵なら大量の血を見るだけで気遅れする場合が多いからね。後は物理的に動けなくするために、足の腱とか——」

 物騒な話だ。勝手に耳に入れておいて勝手なことを考えていると、私の逆側で景色を眺めていた集子の端末が不意に鳴った。ここにいるメンバー以外で彼女にかけてくる人間は限られている。それもこのタイミングでとなると、一人しかいないだろう。

 集子は周りを見渡して注目を集めてから、画面を押して電話に出た。

「もしもしお父さん、何かあった?」

 緊張感のある声が部屋に響く。そうして重雅からの返事にうんうんと頷いて。それから再び私たちを見て、

「重要な話があるから、スピーカーにしろって」

 相槌も待たず集子が画面を押すと、端末から雑音交じりの声が聞こえてきた。

『よう、俺だ。早速だが聞いてほしい。今俺はセレンの街にいる。さっき受けた連絡によるとアッシュとベーラでも——つまり三つの街全てで起こっているらしいんだが、どうやら大勢の犯罪ギルドメンバーが《《突然街中に現れて》》暴れているらしい。運営に連絡を取ってみたんだが、そいつらはちゃんとした参加者らしくてな。

 そんでさっき受けた情報なんだが、奴ら宿屋から出てきたらしい。ったく盲点だったぜ。今回犯罪ギルドの人間(グロリアスデモンズ)は一人しかいないって思い込みのせいで対応が完全に後手だ。今となっては言い訳だが、《《違和感》》は調べるべきだった。多くの宿屋が満員になっているなんて状況、おかしいに決まってんだからなあ』

 言われて、来家以外の人間がその場でハッとする。そう、それは私も最初に思っていた。ファリジア・レースはあくまで興業であり金はできる限り使わせたいに決まっているのだから、《《参加者と同数以上の宿屋はあってしかるべきなのだ》》。レースを苛酷にするためにあえて宿の数を少なくする可能性はなくはないと思う。しかし幼いころから数え切れないほどレースに参加していた、熟練者である集子は、

『宿がこんな早くにいっぱいになるなんて、思いもしなかった』

 そう確かに言っていた。つまり先ほどの可能性はないということでいいのだろう。

 実際、満員になっている宿屋の数は尋常ではなかった。それを危惧していた集子は、ベーラへ先に向かっていたベルに宿の予約を頼んでいたくらいだ。

 今思えば早朝のバイキングで出会った人相の悪い集団は、犯罪ギルドの人間だったわけだ。その存在をすっかり忘れていて、重雅に伝えることすらしていなかった。伝えていれば、彼なら三日間の間に考えついていたかもしれないのに。

 様々な状況が、《《これはおかしい》》と、教えてくれていたはずなのに。ある程度の参加者が疑念を抱いていたにも関わらず出し抜かれていたという事実。これに私はどこか気持ち悪さを感じた。なんというか、理屈に沿っていないような。通常ではありえないことわりに無理やり従わされているような——。

 頭を振って、その発想を振り払う。今更考えても仕方がない。それよりも重要なのは重雅が言うように、これからの対応だ。

『……それで、だ。奴らの目的はどうやら、参加している犯罪ギルドメンバーの、人数分のアイテムを手に入れることのようだ』

 一息ついてから、苦笑しつつ重雅は続けた。

『よくできてやがるぜ。もしも他の参加者がシーカーズを使って宿屋に潜伏しているギルドメンバーの居場所を知って乗り込んできたとしても対応は簡単だ。宿屋内はいわば犯罪ギルドの巣窟。多対一に持ち込める上に反撃は想定しているから事前に準備しておいた豊富な武器弾薬で応戦するって寸法だろうな』

 その説を聞いて、私は一つ思い至った。ラダル君の存在だ。彼は怪しまれないように武器を調達させられていたのかもしれない。勘のいい誰かにばれないように、銃以外の物を盗ませたり、ラダル君たち本人に誤った情報を与えるなど複数のブラフを張り巡らせて。

 まあそれは憶測にすぎない。それに正しかったとしても、今は問題ではないのだ。

「つまり犯罪ギルド『グロリアスデモンズ』がやろうとしていることは、大量の武器と人数の有利を利用した《《レース侵略》》ということか」

 私の言葉に、周りの四人が一斉にこちらを向いた。若干一名はすでに察し良く、こちらを向かずに目をキラキラと輝かせていたが。重雅はその言葉を肯定する。

『どうやらそうらしい。だがまあ状況は不利だが複雑じゃない。これらの事実が引き起こされた事態として、一般的な参加者はアイテムを得るために倒す敵が厄介になったこと。それで俺の場合、犯罪ギルド連中を全員倒す必要が出てきたってだけだ』

 面倒だがな、と呟いてから、重雅は切り替えるようにして続ける。

『だが、まだ言ってない事実がある。奴らがこの大規模戦闘を引き起こすには、あるピースが必要だったってことだ』

 何やら意味深な重雅の言葉。私たちは黙って、次の言葉を待つ。

『これはついさっき、《《逢瀬牧本人から》》聞いた話だ。どうやら奴らはゴール人数を調整して、意図的に透明の森イベントを発生させようとしてやがった。それ自体は成功して、今実際にイベントは起きている。これ自体は《《仕事能率》》を上げるためだな。

 だが本来、つまり奴らの予定じゃあ区切りのいい五十番目にゴールさせる参加者に、逢瀬牧を選ぶつもりだったんだ。境界線の消失はグロリアスデモンズにとっても重要らしくてな。最も欲しい物を確実に手に入れてから、大規模戦闘で荒稼ぎの予定だったんだよ』

 私は重雅が言わんとしていることに気が付いた。いや、それはあまり正しい表現ではない。この場で私だけが気付けるのだ。何故ならば——

『そんな奴らの計画は、俺の忠告をあっさり無視して《《逢瀬牧にちょっかい出した大馬鹿野郎》》のせいで崩壊した。言っている意味は分かるよなあ。なあ風向緋板!』

 重雅の言葉の途中で来家に向けられていた視線が、再び私へと向いた。意外、何故、そんな表情が向けられているのを自覚する。今の私には皆が納得する言葉を話す義務がある、などと政治家じみた考えを浮かべつつ。私はおもむろに口を開いた。

「当然分かるさ。今朝、私が目的のアイテムを《《境界線の消失》》に変更したからだろう。その結果ゴールしようとした逢瀬牧はそれが叶わない。理由は明白だ。まだここに、境界線の消失を狙う参加者がいるからだ」

 今の言葉を、震えずに言えた自分を褒めてやりたい。内心、私は少なからず死の恐怖に脅かされていた。おそらく逢瀬牧はこの事実に相当な憤怒を覚えたはずだ。自分の苦労を馬鹿にするような行為。それを平然と行うのは、ファリジアレース初参加者の三十路のおっさん。逆の立場なら私でも腹立たしくて枕を殴るレベルだ。

 きっと逢瀬牧は、全力で私を倒しに来る。今からそれを迎撃しなければならないのだ。

 複数の視線を感じる。一人は私に苦笑しながらも行為に関しては受け入れている。一人は心配そうにしながらも尊敬するような表情を浮かべている。一人は私の行動に輝く瞳と賞賛の笑みを向けてくる。

 そうして最後の一人は嬉しそうに頬を緩ませながら、大粒の涙をこぼしていた。

 そんな複雑そうな表情を浮かべる集子に対して、私は声をかけてやることしか出来ない。

「泣くな集子。別に死にに行くわけじゃない」

 集子はグイと腕で涙を拭う。それでも、まだ止まらなくて。濡れた唇を震わせて、彼女は必死になって言葉を紡ぐ。

「私の……ためですか?」

「そう思うか?」

「だってそれ以外に……、先輩があれを欲しがる理由なんて……っ!」

 それはそうだ。しかし、それだけではない。

「まあその通りなんだが。それでも私自身、パソコンに命を賭けているその可笑しさには悩まされていたんだ。だったら命を賭けるに値する物を取りに行くことは、参加者としてむしろまっとうだと思うのだが」

 そんな口先だけの言い訳が通じるなどと思っていない。当然私の最大の動機は、『集子のため』なのだから。ただ、その気持ちを一言で表すことなど出来そうもない。感謝、信頼、友情、借り、罪悪感、愛。そして、もっと多くの感情に従った故の結論なのだから。

 集子が必死で涙を止めようともがいている間に、重雅の言葉が聞こえてくる。

『まったく、狂ってやがるぜお前は。おかげでこっちには逢瀬牧がいない分、多少戦闘が楽になってるからいいんだがな。それともう一つ情報だ。セレンから逢瀬牧がいなくなって二時間は経つ。鬼の形相で飛んで行っちまったから、今頃は——』

 突如、重雅の声が聞こえなくなるほどの衝撃がT・Fを襲う。地震さながらに地面が揺れ動き、同時に何かが壊れるような、崩れるような音が部屋に響いた。

 瞬間T・Fの前頭部、半球体のフロントガラスや分厚い鉄の機械を、《《正体不明の圧倒的な膂力が》》吹き飛ばした。そうして刹那、網膜には輝く夜の翼をはためかせた、ぞっとするほどに美しい女がそこにいて——

 次の瞬間、まるでジェットコースターのような勢いと共に逢瀬牧に胸ぐらをつかまれた状態で外へと飛び出していた。強制的な空中遊泳。だが私は自由の利かない宙で焦ることなく、反射的に声を出す。

「先に行け!」

 伝わっただろうか。視界には皆の乗っていたT・Fは見えず、ただ機嫌の悪そうな逢瀬牧の顔だけが見えた。そのまま私は、叩きつけられるように地面へと落下していく。

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