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不幸貯金

作者: shinda1

 平和であるとは平らであることだ。

 故に、そこには善も悪もない。幸福も不幸もない。喜びも悲しみもない。

 風すら吹かず、ただただ果てしない地平線だけが続くだけ。

 それを何を思うことも無く歩き続ける。

 ああ、それはなんて――。そんなものは死んでいるのと同義。

 結局、真の平和というものはこの世には存在しないのだ。

 ならば、平和などいらない。

 不幸を知っているからこそ、幸福を知ることが出来るのだから。

 不幸を得たからこそ、幸福を得る権利があるのだから。

 不幸たれ。

 そこには風も、水も、火も、山もある。

 だから、悲しむ。怒る。だけど、その先は笑うことが出来る。

 時として、死にたいって吐く。だけどそれは、生きていることの証明だ。

 平穏に興味は無い。

 不幸でいい。

 その対価に幸福をのしをつけて貰っていく。

 

 だから、俺は泣くんだ。いずれ来る、幸福のために。

 今日も明日も明後日も――貯金をするんだ。

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