中秋の冬

秋空　夕暮れ　すじ雲赤紫

冷たい風が私を冷たくすればいいのに

まだ明るい方なのに　すぐに暗くなる　簡単に想像できる　それは

夕方のまだ明るい空に月　水色の空に溶けるよう

風はまだ心地良い　けれど冬を想像するのは難しくない

空気と一緒に私も冷たくなってしまえたら

月のように私も消えてしまえたら

溶けそうなのに溶けれなくて

これから輝くことも知っている

月はやがて明るく輝き虚栄する　簡単に想像できること

午前３時のまぶしい月は　私に影を作ります

かすかなやさしいぬくもりに　星も空さえ溶かされて

月が私を溶かしてくれたらいいのに

私は溶けきれませんでした

私は月の虚栄を避けたようでした