私的記録抜粋1
やっと月曜が終わった。
週の始まりはどうしたって電話がなりやまない。
最近ちょっと多いんだよね、商品の相談。
クレームってほどじゃなくて、「壊れてる」とか「説明と違う」とか、
そういうのじゃない。
「物が悪いわけじゃないんですけど」って、
みんな同じように前置きして話しはじめる。
ちゃんと届いたし、普通に使える。不具合もない。
でも「思ってたのと違う」ってほどでもないし、
「別に困ってない」って。
返品しますか?
って聞くと、少し間があって、
「うーん……そこまでじゃないです」って返ってくる。
こっちは返品の条件とか、保証の話をして終わり。
対応自体は別に難しくない。
ただ、同じような言い回しが続くと、なんか残る。
「良さそうだと思ったんですよ」
「悪くはないと思うんです」
「でも、別に必要だったかと言われると……」
強い不満があるわけじゃない。
かといって、満足してるわけでもない。
今日は三回も、そんな雰囲気の電話があった。
帰りにスーパーに寄って、ヨーグルトが安くなってたから、いつもと違う方をカゴに入れた。
「別にこっちでもいいか」って思ったはず。
家で食べてみたら、やっぱりいつものにすればよかったな、って少しだけ思った。
味が悪いわけじゃない。ただ、なんとなく。
洗い物して、お風呂入って、今日はもう寝る。
おやすみなさい。




