第4話 “夢と次元の狭間”
この物語には多数のパロディで構成されています
とあるストーリー、とあるセリフ、とある場面などにおいてよく知られているものが使われていることがあることをご了承の上でお読みください
俺は閉じていた目をゆっくりと開いた。
そこに広がっていたのは一面の白。
最早雪でも表現できないだろうという純白。
そこには何も存在しない。
物体はおろか、地面や空、上下左右という方向すら。
ただそこにあるのは真っ白な、無の世界という空間。
そんな場所に俺はただ一人、ついてしまった黒点、世界の異物として存在している。
……あぁ、これは夢か。
俺はそんな状況の中で特に驚くことも考えることもなくそう思った。
勘が鋭いと言われる(主に卯杖から)俺は夢だと気づくことが多い。
そんな夢を覚醒夢、または明晰夢と人は呼ぶ。
話によると、その状態では人はどんなことでも自由にできるらしい。
だが、俺はそのことを嘘だといつも思う。
何故なら、実際にそんなことができたことは一度だってないからだ。
空を飛んだことはないし、好きな状況に変えることができたこともない。
もし卯杖にこのことを話したら、『現実的すぎるのよ』と返ってくるだろう。
確かにそうかもしれないが、俺にだって夢ぐらいはある。
それはもう叶うことはないだろうが……
まあ、その辺りは今のところ蛇足だろう。
とりあえず、今の状況について考えることにする。
もう一度辺りを見渡して見るが、やはり何も存在しないのは変わらない。
そういえば、今俺は浮いているという状態なのだろうか?
地に立っていないどころか、そもそも地面が存在しない。
自分以外何も存在しないのだから、上下左右もまるで関係ない。
そうなると疑問に思うことが一つ生まれる。
『何故こんな夢を自分が見ているのか?』というものだ。
意識的であれ無意識的であれ、心の深層部分が大きく関わってくるのが夢だ。
つまり、俺がこういった夢を見るのも何らかの理由があるはずなのだ。
しかし、思い返す限り俺がこんな夢を見る原因は一つたりともない。
そんな考えに耽っていると―――
―――突然、目の前の光景が歪み始めた。
いや、その表現は正しくないだろう。
何も存在しない場所を光景と呼んでいいとは思えない。
この場合は“空間”が正解といえる。
ッ!!
俺は突然の眼前の変化に驚き、咄嗟に後方へと飛び下がった。
そしてすぐに目の前だけでなく自分の周り全体で歪みが生じていることに気付いた。
僅かに腰を低く構え、どんなことが起ころうとうまく対応するように気を張る。
そんな俺に関係なく、周りの空間の歪みはどんどん大きくなる。
その状況に注視していた俺は、そこに何かが存在していることに気づく。
そう思ったと同時にまるでビデオが巻き戻されるかのように歪みが直っていく。
先ほどと比べてこちらの方が明らかにスピードは速い。
あっという間にその現象は収まった。
そして、俺はその場所に残ったものを見る。
即ち、俺の周りを囲むように現れた無数の扉を。
扉は全て同じ造り、同じ大きさで構成されていた。
全体的に木製であり、取っ手のところだけ金属の多少高級感のある扉。
そんな扉が特に法則性があるわけでもなく、俺の全方位、上下左右至る所に置かれていた。
その上、それらが見える範囲全てにおいて奥の方まで続いている。
今この場から見えるだけでも千はくだらないだろう。
ある意味壮大な光景へと変化を遂げた空間に半ば呆然と眺めていると―――
「汝、何故この空間にいる?」
―――背後からそんな声が聞こえてきた。
僅かながら緊張を解いてしまっていた俺は慌てて振り返る。
しかし、そこにあったのはまるで変わらない扉の数々。
「この空間に存在するものは扉以外なら私だけのはず」
―――再び背後から同じ声が聞こえてくる。
今度は先とは違い、完全に集中していた状態だったので前より早く動いた。
しかし、やはりそこにあるのは扉のみ。
「確かにこの空間に来る者はいる。だがそれは私が許可を与えた者のみ」
―――三度目となる背後からの声。
それに対し、今度は振り向かず、俺は目を閉じて意識を集中させる。
そうしたことで俺はあることに気付いた。
「この場所に来た以上、目的は一つしかないがどうやってこの空間に入ってきた?」
―――その時響いた四度目の声は前方から聞こえてきた。
しかし、俺がどれほど見てもそこに扉以外の存在は確認できない。
すると、前方5mほどの空間が先ほどと同じように歪んだ。
俺はそこに扉とは違うものの存在を確認し、自然体の状態で見つめる。
「答えよ。侵入者」
―――そいつは低い声色でそう言いながら、扉と同じように現れた。
身長は俺より少し低いぐらいだから160cm後半ほどだろう。
体型もそんなに痩せているわけでも太っているわけでもない平凡なものだ。
それでもそいつは明らかに街並みに出ると目を引く格好をしていた。
メルヘンチックなブーツに紫色の服装。同系統の先の尖った帽子。
なによりも目を引く原因となっているのは、顔につけている白と黒の入り混じった仮面。
半々に分かれているそれは、白いほうが黒く彩った口で笑っている表情を。
黒いほうが白く彩った涙を流しながら悲しんでいる表情を描いていた。
はっきりと言ってしまうと、どこからどう見てもどこぞのサーカスの道化師だった。
こいつは一体……?
俺はその姿を確認してそう疑問に思う。
ただ俺はそいつの格好や正体についてそのように思ったわけではない。
先ほどからずっとだが、そいつには気配がなかった。
どんな生物でもそのもの独特の気配というものがある。
それは基本的に誰でも持っているものであり、常に存在するものだ。
そのはずなのだが、声が聞こえてくる方向からその主の気配を感じ取ろうとしたのだができなかった。
そして、今こうして姿を現し、向かい合っている状態ですら俺はそれを感じ取れない。
こんな奇抜かつ目立つ格好をしているのにも関わらずだ。
一応、中には元から気配が薄いものや訓練によって気配を消すことができるものもいないことはない。
しかし、どちらにしても普通の生活をしているものには身につかないものだ。
もし、このまま人混みの中に入ったとしても誰にも気づかれないのではないか?
そう思うほど、こいつの気配のなさは異常だった。
そんな相手を前に俺は警戒を解かないまま、自然体で構えて出方を窺う。
対して、その問題のピエロはそんな俺をジッと見つめていた。
「……うん? 汝は…………なるほど、そういうことか」
小さくそんな言葉を言ったかと思うと、一人納得したのか頷くピエロ。
今まで気にしなかったが、その声は仮面を被っているからか、くぐもっており、かなり聞き取りづらい。
俺はそんな様子のピエロを見ながら、半ば怪訝な気持ちになる。
すると、ピエロは多少緊張を解いて話しかけてきた。
「そう構える必要はない。こちらにお前を傷つけようとする意思はない」
そう言われても、こんな不自然すぎるやつの言葉を信じることはできない。
とてもではないが安心感を持てるわけもなく、ただやつの動きに注意する。
そんな俺の様子を見て、ピエロは苦笑した。
「ふふ、まあいい。そのぐらい用心深いほうが好都合だ。
得体の知れないものを信じることはできまい。
とりあえず、自己紹介といこうか。私の名はジョーカー。
この空間にある次元の扉の管理と守護を任されているものだ」
そう言いながらゆっくりと一礼するジョーカー。
ピエロの格好をしたやつから礼をされると微妙にバカにされている気がするのは俺だけだろうか。
まあ、その礼には意外と礼儀正しさを感じて怒りなどや湧いてこなかったが。
それよりも、もっと言いたいのは―――
「………明らかに―――」
「確かに本名ではないが、偽名というわけではない。この場所での通称のようなものだ。
悪いがそう名乗るのが私のルールなのだよ。“大神 俊”」
俺の言葉を遮り、自分の名前が呼ばれたことで口を閉じる。
ただ驚きを表情に出さないように無表情を貫こうとするが、失敗しているだろう。
分かっているからこそ、俺は鋭くジョーカーを睨みつけた。
何故―――――?
疑問の言葉が俺の頭の中に響き、思考を深めていく。
そんな俺の様子を見て、ジョーカーはクックッと静かに笑った。
「やはりこの瞬間が一番楽しいな。咄嗟の反応というものは誰しも同じだ。
過去何度同じセリフを口にしたことか。何度同じ反応をした者がいたことか。
今、新たに私と汝によって再びそのことが繰り返される。
そして、これから先の未来でも私は同じことを繰り返すだろう」
大きく手を広げながら、大仰にそんなことを口にするジョーカー。
俺が何も言わずにそれを見ていると、ジョーカーはそこで一度話を切った。
そして、困ったように首を振る。
「やれやれ、ふざけるのもこのぐらいにしようか。このままでは話が進まない」
全てお前が勝手にやっていることだろうと言いたいのはきっと俺だけじゃないはずだ。
すると、ジョーカーは再び苦笑の声を洩らした。
「手厳しいな。確かに今まで多くの者がそう思っていたよ」
その言葉に俺の中である一つの仮説が生まれる。
その考えを肯定する言葉を投げかけられる。
「さすがに気づいたか? では一つずつ汝の疑問に答えてやろう。
まず、『何故、汝の名を知っているか?』
それは汝が思っている通り、汝の心が読めるからだ」
やはりそうか………。
ということは、こいつは“精神感応能力者”なのだろうか……?
自身の予想通りの回答に俺は驚愕しながらもさらに考えを深めていく。
そんな俺の考えも読んだのだろう、ジョーカーは続ける。
「残念だが汝の言うところの超能力とは別物だ。
それにこの力は私のものとはいえこの場所でしか使えるものではない。
そもそも今、この場所に我々の肉体は存在しない。
今の私たちは幽体離脱を起こしている思念体のようなものだ。
だから人の思考が読みやすいし、私に気配が存在しない。これが『私に気配が存在しない理由』だ」
「なるほどな」
俺は口に出してそう答えた。本当のことのようだし、ならば黙っていても意味はない。
すると、あからさまに嬉しそうにジョーカーはからかいの声を向けた。
「おやおや、黙っているのを止めたということは少しは信用してくれたと取っていいのかな?」
「ぬかせ。無駄なことはしない主義なんでな。とっとと質問させてもらう」
「別に構わないが、こちらにも黙秘権や嘘をつくぐらいは認めてもらおうか?」
「そもそも、“ここはどこだ?”」
ジョーカーの言葉を軽くスル―しながら次の疑問を質問する。
ジョーカーは溜息をつくような仕草を見せながら首を振った。
「まったく、これだから最近の若者は礼儀が鳴っていないから困る。
まあいいだろう。しかし、質問の意味が分からないのだが? この場所のことは説明したはずだ」
「ああ、“精神だけの空間”とお前は言った。
それは理解できる。何故ならここは“俺の夢”のはずだからな。
だからこそ、何故お前がここにいるのか分からない。
そこでもう一度質問だ。“ここはどこだ? もしくは何故お前がここにいる?”」
「なるほど、言いたいことは分かった。
が、それを言いたいのはむしろこちらの方だ。
確かに探していたのはこちらだが、何故汝がこの空間にいるのだ?
この空間に来るのはとある例外を除いて、私が招くしか方法はない。
手間が省けたと言えばそうだが、そちらから出向くとは思ってなかった」
「なんだと? どういうことだ?」
ジョーカーの言葉に俺は驚いた。
俺を探していた…………?
ジョーカーはそんな俺の様子を見ながらも、構わず話を続けてきた。
「なるほど、汝も知らぬことか。ならば別に構わない。
さて、『この空間がどこなのか?』だったな。
どうやら今この空間は二つの意識が混じり合い、本来別々のものが一つに繋がっているようだ。
一つは汝の夢という空間。もう一つは私の次元の狭間という空間。
つまり、ここは汝の夢の中であってそうでない。私の空間の中であってそうでない。
そうだな、言うならば“夢と次元の狭間”とでも呼ぼうか?
だからこそ、今この場に私がいてもおかしくないし、逆に汝がいてもおかしくはない」
俺の疑問に対して、なんとも分かりやすいのか分かりにくいのか判断のつきづらい説明が返ってくる。
とりあえず、その言葉通りに受けとることにしても疑問は増えていくばかり。
加えて、やつが嘘をついている可能性も少なからずある。
まあどちらにしろ、会話を続けないことには分からない。
そして、今までの言葉で見逃せないものもあった。
「ちょっと待て。お前は何を言っている?
“次元の狭間”とは何だ? お前はここでその扉を管理していると言ったが関係あるのか?
そして、“俺を探していた”だと? なんでそんなことをする? 俺に何の用だ?」
ジョーカーが答えを返す前に、続けざまに問いを投げかけていく。
たたみかけるように、問い詰めるように言葉を続ける。
ジョーカーはそんな俺をただ何も言わず、見つめていた。
仮面をつけているせいで、ジョーカーの表情はまるで分からない。
……ちっ、だんまりか?
俺はそんなジョーカーを見て、内心で舌打ちをしてそう思う。
よく考えれば、こっちの思考は全部読まれているのだから内心の意味はなかったが…
それでもそう思わずにはいられなかった俺。
そんな俺の思考を呼んでいるはずなのに、何の反応も示さないジョーカー。
俺たちの間で沈黙という名の空間が生まれる。
その間、ただ俺とジョーカーは無言のまま、相手の出方を窺うように互いを身合った。
そしてそれは、唐突に断ち切られた。
「―――ククク、ハーハハハハハハハハ!!!!」
何の前触れもなく、ジョーカーが嗤い始める。
その笑いは何の気兼ねもなく、憚ることもない、人生の中で一番でないかというほど。
道化師の姿をしている者がここまで大笑いしていると流石に滑稽だ。
終いには腹を抱えて、膝を折って座り込んでしまうのでないか?
そう考えてしまうほど、その道化師の笑いは空間に大きく響き渡る。
そして、その笑い声が耳だけでなく空間に残っている間、未だ多少収まったといえども笑いを堪えたような状態で俺に話しかけてきた。
「…クックッ、なるほどなるほど、そういうことか。
どうしてこんなにも話が通じず、何も知らないのかと思えば、あ奴が話していないのか。
まったく奴め、これは何の冗談だ?
まさかここまで運命とは素晴らしく無駄がなく、そして残酷なものだったのか。
私も大概もことは理解しているつもりだったが、まさかまだ知ることがあるとは。
ここまでくれば最早滑稽としか言いようがないな。
ありがとう、大神俊。私は今すごく感動し、楽しみ、悲しんでいる。
―――礼と言っては何だが、あることを教えてやろう」
そこまで言って一旦話を切ったかと思うと僅かな間を空けてあることを告げた。
「―――汝のことは“心を読んで知った”と言ったが、本当は“それだけが理由ではない”」
ジョーカーの突然の変異に呆然としていた俺はその言葉で我に返る。
「―――なんだと、どういう――――――――」
『ことだ?』と言おうとした時、俺はあることに気づいて言葉を止めた。
ジョーカーの身体が透けて行っていることに。
ジョーカーだけではない。俺たちを囲むかのように存在する無数の扉も同じ現象が起こっている。
それらはまるでこの空間の色である白に溶け込むかのように、光に覆われるかのように、世界から異物である存在を消されているかのように見えなくなっていく。
それはどんどん進行し、加速度的にスピードを上昇していく。
俺が言葉を切った時、向こうも俺の様子で気づいたようで言葉をかけてきた。
「やれやれ、もう時間か? 流石にそんなに長くは持たなかったようだな?
何故だか繋がっていた空間が元に戻るようだ。
もともとこんなことは異常だから、しばらくすれば世界の修正力が働くのは当然だがな。
―――ではそろそろお別れだ、大神俊。私がお前のことが見えなくなっているようにお前も私のことが見えなくなっているだろうが、礼をする程度の礼儀はあるのでね」
「待て、まだ訊きたいことが―――っ!?」
あっさりとした口調でそんな説明をした後に、すでに視認することが困難になってきたほど身体を霞ませた状態で一礼しながら別れを告げるジョーカー。
いや、向こうからすれば消えて行っているのは俺の方らしいが。
なんとか引き留めようとする俺が声を張り上げようとした時、閃光が生まれた。
それは僅かに存在していた姿を一気に白へと帰していく。
咄嗟に閉じてしまった目の中ですら、白い空間が広がって見える。
そんな状態で俺の意識がなくなり、そして浮上していくのを感じる。
…夢が…………終わる………………の、か………………………
目覚めへと向かってゆっくりと意識を失っていく中、一つの声が響き渡った。
「一つだけヒントをやろう。これからお前にはある試練が訪れるだろう。
それに逃げずに立ち向かえ。そうすればこの話の続きをしてやろう。
まあ、その時が来たらまた会おう。ただし、生きていればの話だがな」
最後に先ほどのような笑い声を残すジョーカー。
その言葉はなぜか意識がなくなろうとしているはずなのにしっかりと聞こえてきた。
そして、それを最後に俺は自らの意識を手放した。
〈 ジョーカー Side 〉
「…………さて、困ったことになったな」
私は一人だけとなった空間の中でそう呟いた。
そして、ゆっくりと空間の中を移動して行くと、やがて一つの扉の前に立った。
その扉は私が鍵を使うまでもなく、既に僅かにではあるが開いていた。
私はそのことを確認して、溜息をつきながらもただ見るだけだ。
扉を閉めることもしない。いや“できない”といった表現が正しいだろう。
私は扉の管理者であるが、“今回のこと”でそこまでの権限は与えられていない。
「だが、今までこのようなことがなかったが……さてどうするか…………?」
私は誰もいない空間の中でそう独り言を続けていく。
見つめている扉から、少しだけだが向こう側の空間が覗いていた。
「念のため、多少フォローにまわった方がいいかもしれないな」
その程度のことなら、私にも権限があるはずだ。
あまり過度の一人に対する助力はルール違反だが、少し助言するぐらいは認められている。
そのことを確認して、これからの行動を考える。
そんな思考の中にさっきまで存在していたあの青年のことが思い浮かんだ。
自然と私は苦笑を洩らした。
「やれやれ、それにしても“大神”とは。これが神の采配というものなのか。
お前なら運命と答えるのだろうな。そうだろう、“大神龍”」
私は天を、というより宙を仰いだ後にここにはいない者の名を呟き、その扉に背を向けた。
そのまま元来たようにゆっくりとその場を離れていく。
扉はあっという間に無数の他の扉に隠れて消えて行った。
それでも、望めばあの扉はすぐに現れてくれるだろう。
―――深淵のように深い闇が広がるあの扉―――
―――その先に広がる世界とは―――
―――神々のゲームのフィールド―――
こうして、私は次の行動に移るべく準備を始めた。
〈 ジョーカー Side out 〉
……はい、ごめんなさい。
また遅れました。
しかし、今回は言い訳はしません、というよりできません。
理由は単純に自分の怠惰が原因だからです。
はい、ダメ作者です。
ひょっとすると2週間おきのほうがいいのかもしれません…
それでも読んでくれるという読者の皆様のためがんばります。
みなさまも生温かい目で見守ってくれると幸いです。
ではまた次回で。