唯一自作してして食べるナス料理
私は基本的に白菜以外の野菜を買いません。
サラダはカットサラダですし、野菜炒めの野菜も袋野菜です。
白菜は袋入りより八分の一カットを買って切ったほうが好みに合うサイズと量になるので買ってます。
そも野菜系の料理も総菜で買うものだと思ってます。
サラダ系は勿論のこと、コロッケだって買います。肉じゃがとか、きんぴらごぼうとか、煮びたしとか、お浸しも買います。胡麻和えもたまに買うかな?
カレーやシチューはインスタントで済ませるのでルーさえ買いません。
一年に一度くらいだけどうしても大量に食べたいとなった時も、カレー・シチュー用のカット野菜があるのでそっちを使います。
ですが、そんな私がこのくらいの時期に狂ったように作る野菜を使った料理があります。
ひき肉とナスの煮物です。
材料は簡単。
ナス、鳥か豚のひき肉、めんつゆ、水、顆粒出汁、しょうがチューブ。
弱火でじっくりひき肉とチューブしょうがを炒めつつ、同時進行でナスを乱切りします。
大体六個か八個ほどナスを使って大量に作るので、割とこの間にひき肉に半分くらいは火が通ります。
切り終わったナスをボウルに突っ込んで置いておいたまま、ひき肉をきちんとそぼろ状態にしていき、ナスを入れる――前にめんつゆ、水、出汁をぶちこみ、混ぜ合わせてからナスに入ってもらいます。
ここで中火にしていたIHを弱火に戻します。蓋をします。
あと?IHが切れるまで放置します。
気が向いたら蓋を開けて混ぜますが、良い感じに煮汁が沸騰してくれるので大体味がつきます。
まずは熱通してナスをとろとろにしつつひき肉に味を吸わせるのが優先です。
あとはIHが稼働時間ここまでーッ!と勝手に切れるので、その後3~6時間ほどほったらかして完成です。
もしかするともっといい作り方はあるのかもしれません。
でも私はこうやって作ってます。
これがまあ手間も何もないくせにうまくてうまくて。
実家の母がこのくらいの時期にだけ作ってくれていたんですが、作るたびに私が半分ほどは食べていました。
家族数人が二日かけて食べるカレー用の鍋いっぱいに作られた煮物も、私のせいで二日で消えてましたね。
祖父母の趣味の畑で作られていたナスが速攻で全滅していた理由は間違いなく私です。
たくさん実ったナスを食い散らかして生きていました。
今、台所では、まさにひき肉とナスが煮汁に浸されて夕飯にされるべく味を強めている真っ最中です。
このエッセイが投稿されている時間くらいには、朝ごはんとして食べるべく、残った分を温めている頃合いでしょうか。
皆さんは好きなナス料理、ありますか。
私は他の――たとえば、ナスの煮びたしだとか、マーボーナスは食べません。天ぷらとかでついてきたら食べますが、食べるナス料理も作るナス料理も、この煮物だけです。
旬が過ぎると途端にナスがちっちゃくなって値上がりまでするので、安い季節に体がナスになるまで食べ続けようと思います!