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価値と毒のような優しさ(ルイ視点)

一日で人が変わったように優しくなったエリーシア様

に期待してしまうのは、、、、、どうしてだろう


母さんは僕を何度も殺そうとしてきた。なんでかは分からないただ僕が4歳になったあの日母さんは僕を偉い人に合わせたそしてすべてが変わった。白髪碧眼の綺麗な人は母さんを突き飛ばし罵り、二度とここに来るなって怒ってた家に帰ったら母さんは僕のことをいつものようにルイって呼ばないで役立たずって呼んだ。


母さんが仕事から帰ってくる前に僕は身を井戸で綺麗にして母さんの視界に入らないように寝るそうゆう生活があの日から始まった。視界に入れば殴られ、罵られ外に出されてしまう冬の時は大変で雪の中で死ぬかもしれないと覚悟する日も何度もあった。そこらへんにある食べられる草や実を食べて食いつなぎ死にたくない一心で生に必死にしがみついて生きてた。4歳まで艶やかで栄養のあった体は今じゃ骨と皮お腹がすいて誰も助けてくれなくてもう死ぬのかなって思った

もう一度優しいお母さんに会いたい最後にそう願った


キッチンの隅で丸まって寝ていたら朝母さんが僕を着飾らせていた。

僕には母さんが着させてくれたこの服がに合わないと思う。でも母さんが久しぶりに笑ってるのを見た気がするまた優しい母さんが戻ってきてくれたそう思ってたんだ

でもやっぱ違うらしいまた豪華な屋敷に歩いていき白髪碧眼の今度は怖い人にあった。母さんは何か話してるけど僕には何の話の内容か分からない。母さんがやけに笑ってることだけわかる僕はその笑みを見かったはずなのに母さんから顔をそらした

白髪で碧眼の怖い人は何か難しい顔をしてる、僕は視線を彼から部屋に移し話し終えるのを待とうと思った母さんに連れていかれた部屋は絢爛豪華で目のやり場に困ると思い自分の足元を見つめているとこの場にそぐ派ない女の子の声が聞こえた。

「いいじゃない 家で飼ってさしあげればちょうど私も退屈してたのよ」

その一言であの場は決まった。

僕が何かを考える前に母さんが笑顔で礼をしていた。その日から僕の日常が変わった

彼女は天使様と見間違うほどに美しく綺麗だった。最初僕に話しかけ名前も呼んでくれたでもなんて返せばいいのかわからなっかったからこの屋敷で初めて布団で寝る時メイドさんに僕はこれからどうなってしまうのか聞いた

メイドさんは彼女のいう言葉には何でも肯定していればいいそう教えてくれたので次の日実行した

実行したけど最初会ったときのあの綺麗な金の瞳には今不快の色が出ていた。それからというもの母との生活とは違う苦しい悪夢のような毎日が幕を開けた


彼女は魔法という不思議な力で僕を的にし笑いはじめ名前さえもゴミと呼ぶようになった。

公爵も彼女の言葉を肯定するように僕のことをあれやゴミと呼ぶようになった食に困ることはなくなった犬や猫家畜のように飼われている気分だ

傷は日に日に増えていく僕に同情した使用人が食べ物を恵んでくる母さんは迎えに来てくれるだろうか

ただ飼われて遊ばれる毎日僕の心のよりどころは母さんがいつかきっと迎えに来てくれるそう思うコットだったんだ

エリーシア様から逃げるように木の上で寝ていると彼女が声をかけ上ってくるあぁまたばれて今から遊ばれるのかと内心ため息を吐く。

そんな僕に彼女は壊れかけの心を鋭くナイフを突き立ててくる

「ねぇあなた知ってる?貴方のお母さまあなたの事私に売ったのよ?今こんなことになってるのはすべてあなたの母親のせいなのよ?みじめねぇあははははは」

気付いたら僕は彼女を木から落としていた。

落ちた彼女は真っ白な髪の毛を赤く染め笑っていた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


何処からか雫が落ちる音が鳴り響く、外から漏れ出す僅かな光で照らされた地下牢。そこは使われた形跡があり血の跡が残っている



あんなことしなければよかった

地下牢で一人泣きじゃくるりながら声を押し殺す

ここは血なまぐさい匂いが漂ってくる僕もここで殺されるのかと方の震えが止まらない

分かってる母さんが僕を捨てたことぐらいそんなことわかっていたのにいざ口に事実を出されると悔しくて悔しくて死にたいと思ってしまっただって僕を必要としてくれる人がいなくなってしまう僕は要らない子になってしまう僕が生きてていいって言ってくれる人が、、、、いないなんて、、、悔しくて苦しい

あれほど生にしがみついて生きていたのに僕にはもう何もなくなってしまう

ここに来る前に死ねていたのならまだ母さんの子で死ねていたのに

鞭打ちされた体はじんじんと痛みを主張し生を実感させてくるお前はまだ生きていると。

まだ僕は飼われているんだろうかこの終わりの見えない悪夢の日々から


涙がまた一つ落ちた時遠くから足音が聞こえた

僕には死神の足音に聞こえああやっと死ねるのかと泣きっ面を上げたら白髪の親子が立っていた。


僕はとうとう殺されるのかと身構えたが彼女エリーシア様が僕が入れられた牢の入口にたち奥に縮こまった僕を見た。

彼女は父親にナイフを請求し僕の方を見ながら髪の毛をひとつの束にしていく僕はその動作を眺めることしか出来なかった。

そして

僕の目の前で信じられないことが起こった。

僕が小さいころまだ優しい母さんと暮らしてた時髪は女の命だと再三聞かされてきたその女の命をバッサリと切り捨てあまつさえ僕に謝罪をした。本当にあのエリーシア様なのかと疑ってしまうほど姿形、声はすべて彼女の物だけど何か違う。

僕を家族といい義弟とさえ呼んで僕の名前を呼んでくれた

その後治癒魔法と呼ばれるもので鞭打ちされた後が綺麗に消えていく。痛みも随分と引き体が少し楽になった

僕は彼女一言で地下牢を出ることができたが新しい豪華な部屋に移されたその日高熱を出した


朦朧とする意識の中で案内される広い部屋には

冷たい水の入った桶がベットのわきに置いてあるが替えてくれる。人は僕の部屋には近ずかず自分で絞っては額に置いているこんな時でさえも僕は一人なんだ

メイドや執事が来るときは全部ドア越しで会うことすらない寂しくて寂しくて涙が止まらない

泣きつかれていつの間にか寝ていたらしい起きた時頭がガンガンした

お腹が不意になり鳴り何か食べ物を探す動作に入ろうとするが体に上手く力が入らない布団から出ようと体と格闘していると扉からノックが鳴る。返事を返さない僕にまたノックが鳴り今度は名前を名乗ってきた

なんでそんなにかしこまっているのかわからない無理やり動いたせいか咳がひどくなった呼吸が次第にしづらくなって目にまた涙が溜まっていくいつの間にか近くまで来ていたエリーシア様は咳き込む僕の背中を優しくさすってくれたエリーシア様の手は不思議であったかくてさすってくれた数分で咳が止まる

エリーシア様は何故か男物の服を着て口調を少し崩して話しかけてきた。

本当にこれが現実なのか僕には分からない熱が見せる幻覚なのかも明日もう一度起きてちゃんと確かめよ

エリーシア様から手に渡された飲み物を口に運んだ

いつもならやらない行為だ飲んだ振りをしたり口に含んで後で捨てたり、僕も熱で弱ってるのかもしれないもしかしたらという期待がやめられなくて、、、、、、、、、、


とても甘くてほんのり酸味を含んだ美味しい飲み物だった

エリーシア様がそばにいた人に横にあった美味しそうなご飯をさげさせようとしていたので慌てて起きてエリーシア様の横にある食べ物について尋ねた



すると僕のために用意してくれたらしい僕のために、、、、



エリーシア様がゆうにはこれはパン粥と言うものらしいエリーシア様が先に一口食べてその後に食べさせてもらいお腹が温まった僕は自分で食べ始めた

エリーシア様が使ったスプーンを僕が使った、、、家族間ではシェアするのが当たり前だから別になんの気もないと思う少し戸惑ったけど僕は彼女に家族と認めて貰えたんだそれがなんとも言えない嬉しさで胸がいっぱいになる


エリーシア様手が僕の額にあたるこの行為は意味が分からないが近いということは分かった!

あんなに嫌っていたのにエリーシア様が自身の御髪をナイフで切り落としてから僕の彼女に対する今までの嫌悪感や憎悪感という気持ちが吹き飛んだ

姉?と呼んでもいいのかわからない僕はまたしゃべりだして不快にさせてしまったらどうしようそんな不安の中にいると不意にエイーシア様が僕の名前を呼んだ。もう何年も呼ばれてない僕の名前

エリーシア様は僕をベットに寝かして頭を撫で始めた

そして僕が寝るまで近くに寄り添ってくれるらしい。今までそんなことされた経験がない、たまに家から見る親子は褒めたりする時にしか頭を撫でていなかった

誰かに撫でてもらうことが始めてでその手の温度が心地よくて離したくない。

僕が眠ったのかと思ったのかエリーシア様は僕の頭を撫でまくり何度も何度も何かをつぶやいたと思ったら僕のベットに倒れて爆睡していた


僕はエリーシア様の寝顔を見る

エリーシア様が僕に何をしたのかわからないが経験上一週間続くと思っていた高熱はもう熱は引いていた


僕にとっては今エリーシア様がしてくれた全てのことが初めてでなんでか分からないけど心が温かくなったこのままのエリーシア様だったらいいのにと窓から見える満月に願ってしまったのは僕だけの秘密

エリーシアはルイの部屋で生前の出来事を夢に見ますが次の日その夢の内容を忘れています。(???視点の出来事を)



ーーーーその優しさを手放すことが出来そうにない。

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