ロリの私と中身18歳の見解
※彼女は少年になりきれていると思ってます。
ルイの部屋の前まで来て緊張してしまい、固まってしまった。
大丈夫ちゃんと謝ったし、、、
いやその考えは放漫すぎるか謝ったところで相手が許しているとは限らないし
でも来てしまったのはしょうがないし、、、、、、
さっきガスに熱が出ている者の部屋には普通近づかないって聞いたし、、、わたしの完全なエゴでご飯作って部屋まで来てやっぱり迷惑になるかな??
うーんどうしよう
「エリーシアお嬢様お入りにならないのですか??」
いやうん入るよ入るけど待って
無言でガスの顔を見る。
閉じてる豪華な扉に顔を戻し覚悟を決める。
来てしまったのもしょうがないし男の子の服着てるし高熱出してるからわからんやろと誰に言っているか分からない言い訳を頭の中で会議した。結論姿変わってるしわからないよね!!!
熱は心配だからとりあえずご飯は食べさせないと扉をノックする。が返答は無い
うーんと唸っている私の隣にさっき作った食べ物などを乗せたワゴンを私の横につけるガス。
どうしたものかな許可がないのに入ってもいいのだろうか?学校の職員室などに入る時はノックして自分の名前を言い失礼しますとか言ってから入るっていう行為があったけどそれを弟の部屋でやるのも、、、
でも名前も名乗らないでただノックだけが鳴り響くってのもある意味恐怖よね〜
脳内シュミレーションしてから入ろう!
とりあえずノックを2回してからエリーシア・ガーデンです
ルイさんはいますか?とかかな?職員室で特定の先生を呼ぶ時〇〇先生はいらっしゃいますか?からはいるしやっぱ大事だよね!
いやでも名前呼んだらもっと答えてくれないのでわ?
ええい 覚悟を決めろ!!!
コンコン
「、、、えっとエリーシア・ガーデンです、、ルイ、、さんはいらっしゃいますか?用があって来ました!」
隣で執事が吹く声が聞こえるがなんで吹かれたのか私には分からない
「、、、、、、はい」
おっ返事が返ってきたこれは入ってもいいってことなのかな?
そっと豪華な扉を開ける
ルイが布団から体を上げてこっちを見ている
私は速足でルイの近くまでよりおでこを触った。どうやら相当高熱みたいだ意識がまだちゃんとしてないし、目が潤んでいて辛そうな顔が見えた。
ガスは声を張り上げてお嬢様!!って叫んでたけど無視だ無視。
ルイは私の手を振り払わず好きにさせている。寝間着の隙間から見たルイの体に地下牢で見た蚯蚓脹れなどの怪我はちゃんとなくなっていた。良かったと、心がほっとしたのが分かった。
しかしここからが本題。どうやってご飯を食べてもらうか、、、
今の私の姿はどっからどう見ても少年のはずだ。さすがぺったんこロリの体!確かにエリーシアとこの部屋に入る前に名乗ったがこの姿見てエリーシアだとは思わないでしょ!彼女は天使級の美少女だったんだから
エリーシアの口調を使うってことはないけどせっかくこの姿になったからには、地雷踏まないように気を付けよう。エリーシア兼私がまたいじめに来たのかとなりかねない彼に嫌な事を思い出させるかもだからここはなるべく前彼女とかけ離れたことをしよう!
前の彼女がどんな感じで彼に話しかけてたかはわからないけど。
覚悟を決めルイ義弟に話しかける
「、、、熱に効く食べ物を作ってきたんだ。ルイが高熱だって聞いていてもたってもいられなくてね、、、その ルイのために作って来たんだが食べられるかい? 無理にとは言わないんだけど」
とりあえず彼女とは違いますーという感じで優しく笑った
優しく笑えたと思う。
執事の目線が気になるが私はめんどくさいからほっとくと決意したルイの傍らには、水の桶があり布もかかっているが使われた形跡はほとんどない。
私が辺り周辺を観察しているとルイが苦しそうに咳き込み始めたからすかさず手を背中にまわし治癒魔法(初級)をかけながらさすった。
ひとまず落ち着いたのか目には涙が溜まっていたのではちみつレモン入りスポーツドリンクを飲ませる。
最初、警戒していたので先に私が飲んでからコップを手渡した。
桶の水に染み込ませた布を絞り額に乗せる。ここの部屋に移ったのは今日だからルイの私物はほとんどない殺風景の部屋に1人とはさすがに寂しいと思う。
とりあえずルイのベットに並べられている枕を彼の腰、背中、頭に起き斜め座りができるように調整し寝っ転がす。
この様子じゃあスポドリが飲めてもパン粥も食べられないだろうなと思いガスに引き上げさせるよう促すとルイが急に起き上がり私の腕をつかみ初めて喋りかけてきた
「あっあのそれ、、、、は、、ホントに僕のために?ですか?」
せっかく寝かせたのに体をガバッと起きあげさせ私と食事を何度も見てきた
つかまれた腕にルイの熱い体温が伝わってくる。
「え? あっあぁそうなんだけど今の君じゃ食べられる状態じゃないと思うから引上げさせようと思ったんだ」
「、、、、、じゃない、、、です」
「え?」
「君っじゃ、、、、ないです」
ルイが君呼ばわりされるのは嫌らしい。食事よりもそっちの訂正を先に求められるとは思わなかった。
「ルイが食べるには今の状態じゃ無理かと思ったんだ」
「たべたいです、、、、」
ルイは顔を真っ赤にさせながらそう私に言ってきた。
風邪を引いてる人に無理させちゃったなぁこんなにご飯が食べたかったなんて思いもよらなかったよ
やっぱさっきのは訂正じゃなくて人としてちゃんと名前は呼ぶべきだって遠回しに言ってたのか
思いながらワゴンから食事を取り上げるいの近くまで持っていく。とその前に味見しないと熱かったら火傷するし逆に冷えてたら嫌だろうし
スプーンを使って1口味見をし大丈夫だったのでルイに食べさせようとパン粥をよそったスプーンを口元に持っていったらルイが固まっていたし、執事も固まった
なんでだ?普通家族でもやるでしょ?え?うちのお姉ちゃんに作ってた時はヨクヤッテタヨ?
「どうした?ルイ?」
ルイの名前を呼ぶとビクッとして動き始めた
「ううん、、、何でも、、ないです」
そう言って私の手からパン粥を食べ始めた
パン粥が余程良かったのか途中からは私の手からスプーンをとりバクバクと食べていた。わかる美味しいよねミルクと砂糖めちゃめちゃパンに良く合うよね!
でも米があったらおかゆ作ってあげるからね!LOVE コメ!!
食べ終わったルイをまた寝かせ頭を撫でる 当然だが、おでこは未だ熱い。
またルイが硬直し、また執事も硬直した 面白いふふ
連携でもしてるのかな?
ルイが寝るまで寄り添ってあげよう。
静かに瞼を閉じたルイを見ながらガスに告げる。
「ガス今日のディナー自室で取るから、悪いけどお父様とお母様に今日は別でって伝言してきてほしい。」
まだ起きているかもしれないルイの前でボロは出せない!
「、、畏まりました」
「ありがとう」
ガスの息をのんだ声が私の耳に聞こえた。
ガスが部屋から出ていき静かになったルイの部屋はあまりにも静かで
ルイは目を閉じているがまだ寝たかは分からない寝息は少し荒いため規則正しい寝息が聞こえるまでは寄り添うつもりだ。寝る直前まで寄り添ってくれたお姉ちゃんのように
目を閉じてるルイは私より小さくて細いと表現したい。
割とガリガリで肉もついてないし栄養足りてないだろ!!と思う。良く頑張って生きたなそう感動しながら何度もルイの頭を撫でる。
私も飢餓を体験してことがあるからお腹がすくことがどれだけつらいかわかる。
数分撫でくりまわしたところで気づく。
あれ?今治癒魔法(初級)かけまくればいいのでは?とここにきて閃き5回ほどかけた辺りで
限界が来たのか体に力が入らなくなりルイのベッドにぶっ倒れる
ギリギリ意識を保っていたが、かすれていく視界に顔色の良くなった目を閉じているルイが映り安堵して意識を飛ばした。
私はまだ自分の魔力保有量を知らない
ご飯を食べ損なった、、、、、と心底落ち込んだ。
※彼女は少年になりきれていると思ってます。
まだ目覚めて1日なので自分が今何歳なのかとか知りませんし、彼と何歳離れているのか知りません。
彼女は今9歳ですがもうすぐ誕生日10歳イベントが来ます。本来そこで一目惚れというイベントが発生しますがどうなるのやら??