表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/20

熱に効く薬無いんだってよ

初登場

執事 ガス・ブロー(24)

メガネ常備の世渡り上手、常に雇い主の機嫌を取る事で生きてきた。容姿はそこそこで髪の色が茶髪、茶目

夫婦のベットで横になり、うなされていたお父様。お母様に事情を聞かれたのでお父様に言ったように同じことをしたら悲鳴をあげられた。

(自称)天使の微笑ではその言葉では意味をなさないみたい

もう絶対やらない。


「お父様とお母様は私が生物学上女の子だから愛してるの?」

そう今すぐにも泣きそうな顔を作りながら聞いた

でも今すぐに泣きそうって顔が分からなかったから下を向きながら眉を寄せて言った。

騙すの心にチクチクトゲが刺さるがこれは生きていくために必要なことなのだからしょうがない


お母様が下を向いていた私の頬に手を添えた

その行為がどういう意味か分からなくてびくって体が驚いたけど、お母様が私の目を見ながら優しい声で私に言って来た。

「違うわ母様と父様はエリーシアが女の子でも男の子でもどちらでも愛してるわ」

「あぁもちろんどちらの性でも構わないよ私の天使 君が生まれてきたことがどれほど私たちが祝福したことか」

あいしてる、愛してくれてる

そう言ってくれたので言質はとった

「じゃぁ男の子になっていい?」


「え?ええ」

「え?」

「、、、言質は取ったから!」

泣きそうな顔だったのをスンと戻し言質を取ったと宣言し夫婦の部屋を出た。2人の止める声が聞こえるが少し経つと聞こえなくなった私にはやらなければならないことがあるそれは今まで犯した事を清算することだ

その前に先ず屋敷の中で働いている人の名前を覚えないといけないじゃないと謝っても意味ないと思うんだ

部屋に備え付けの呼び鈴を鳴らし執事を呼びつけたが、驚きのことにその執事の名前さえわからない。当然と言えば当然なのだがとりあえず名簿を持って来てもらい名前と顔を覚えた。


片っ端からメイド執事、侍女に謝罪を行った怪我をおったものには豊富な魔力があるので初級の治癒魔法をかけ誠心誠意謝った最初はメイド、執事、侍女は驚いていたがまぁいつもの突拍子のない事だろうと聞き流していたと思う顔がそうだった。


ちなみに私がなぜ初級の治癒魔法が使えるかというと私にもわからない。

ただこの傷痛そう、とか血止まらないかな?とかそう感じる時に頭の中で陣が形成されるただ私はそれを詠唱しているだけなんだ魔力も豊富ってなんとなくあふれてくる感じでなんとなく使ってる。



これから私は元から無い信頼を勝ち取らなければならない

とりあえず弟に会うのは良した方が良さそう気がする。加害者が被害者に会いに行くのは酷な事をしいているだろう

もはや私が彼の視界に入ったらダメな気がする多分。弟なんていたことがないから距離感がわからない

とりあえず執事ガスを呼びつけ服の段処理、魔石以外の宝石を全て売り払い男の子用の服を買い付けた


ガスは驚愕の顔でこちらを見ていたが売り捌くことに目を光らせていた男の子の服が欲しいと言うと止められたがこの髪の毛似合う服がいいと言ったら押し黙り渋々OKが出た


着実に部屋が変わる

今までピンクピンクしく可愛らしい部屋の壁紙も変えシンプルにさせた

あまりにも目に眩しすぎるし、チカチカするから

今じゃ紺の壁紙にシックなシームス柄だ。豪華だった家具も売り払いシンプルかつ自分好みの古いアンティークな家具にした


やっとゆっくり出来るそう思ったがこの服のダボダボ感がムズムズするなんというかズボンが履きたいというか前世?生前はお姉ちゃんのことを守るため男装してたから違和感があるのかも。ズボンの方が楽というか、、、体を動かしたいムズムスするもう一度ガスを呼ぶか


呼び鈴を鳴らしガスを呼ぶ

「何でしょうエリーシアお嬢様」

何回呼んでもこの執事は文句を垂れ流さないさすがプロである

お父様からガーデン家は武力の公爵家と呼ばれていると聞きじゃあ前世でも少しかじっていた剣道がやりたいと思ってしまった。

でも多分この世界に剣道はないと思うだから言葉を変えて剣術と言ってみる。

「剣術を習いたいんだ。お母様とお父様から許可は頂いている」

口調はどうしても前世のものになってしまう

普段のエリーシアの口調って何だろう?一応大事な時はですます口調にしてるけど、、、

これは聞きまわった方がいいかな?

てか当然のように嘘をついてしまった後お父様とお母様から許可頂かないと!!


「!!、、、かしこまりました少々お待ちください」

そう言ってシンプルになった私の部屋を出ていった数分後ズボンを頼むのを忘れたことに気が付いた。

剣術習う時ズボンあるよね?多分、、まいっか何回も呼ぶの忍びないし。


名前もこんなエリーシアとか女の子らしい名前も変えたい

名前さえ変えてしまえば死という呪いから解放されるかもしれない

それすら分からないどうしよう考えてみるかグラン、リーシャ、ルイ、、、、

うーんシャルランとかどうかな?

と考えていたところドアがコンコンとなった


「はい」

「執事のガスです」

「入りなさい」

「エリーシアお嬢様明日のご用意が整いました時間は朝8時になります今日のディナーはどうなさりますか?」

えっと確か今はってもう21時!?段処理やなんやらで時間見てなかったな、あっ剣術とか習うんだったら体力つけなきゃだよねぇそれに筋肉も身長も欲しいどんな事が起きていいように

「えっとお肉とお野菜中心でバランスよくお願いします。」

「デザートはお付けいたしますか?」

「いや要らない。」

「、、、、、かしこまりました」

あっそういえば弟も家族なんだから呼んだ方が良いよね

「ルイは?家族なのだからルイも呼びなさい」

「、、、、ルイ様は今高熱でお休みになられております」


熱!?ねねねねねねつ!?

それはまずいのでは?いやでも治癒魔法があるから大丈夫だよね?

「治癒魔法使えばいいじゃない」

「エリーシアお嬢様治癒魔法が使える人間はそうそういません。教会か、上級貴族又は王族の方々しか扱えないのです」

「熱に効く薬とかは無いの?」

「、、、、薬?とはなんでしょう?」

えぇぇぇええええええええ!!!!ないの!?この世界薬ないの!?どうやって今まで生きてきたの!?

「熱などの病気は教会に行かなければなりません。ですが今夜はもう遅すぎるかと、、、」

どどどどうしよう!!!!とりあえず熱にはご飯だよね!ご飯!治癒魔法初級で何とかならないかな?

「ルイのディナーは?メニューを聞かせてくれ」

「、、、フルーツなど胃に優しく飲み込めるものをご用意しようかと」


熱に良いご飯ってなんだっけほらお姉ちゃんが熱出した時食べさせてたでもこの世界にお米ってあるのかな?お粥作ってあげたいけど

パン粥とかにするか

「私が作る」

「は?」

「僭越ながらお嬢様、お嬢様は1度もお料理した事ありませんよね?」

え?そうなの?このエリーシアちゃん料理なんて作ったこと無いの??

しかも執事が一度もって断言しちゃってるよ。でもでもごはん食べなきゃ熱ってさ下がらなくない???

あれこの認識って私だけ?


「大丈夫大丈夫熱出した時に食べると良いご飯作るだけだから 胃になんか消化物入れないとすぐよくならないでしょ!!」

流暢になった私の口調にガスが固まった。

これも漫画で見たことがある、でもどんな時に固まるのか忘れた。

「ガスも一緒についてくれればいいのか? そしたら安心する?」

と首を傾けながら聞くと何かをぐっと抑える音がした。

「わかりました。 私が監視させていただきます。」

監視って人聞き悪


 この世界に薬が無く魔法が進んでいるが魔力が上級貴族、王族、、協会だけとか初めて知った、、、、


私はガスと厨房に向かうのであった、、、、

厨房の場所が分からなかったのでさりげなくガスに先頭に立ってもらいその後ろをついていった。

ユーナリア王国は上流階級が魔力を持っており、平民は僅かばかりしか持っていないが冒険者ギルドと呼ばれるものもある平民間では化学が少なからず発展しているが教会がそれを良しとしていない


王国には薬が存在せずポーションや魔法などで治している

熱程度でポーションや魔法が使えるかってぇのという価値観に過ぎない。

だから日本は割と恵まれていた熱が出たら病院に行き、診察され適した薬が貰えることに。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ