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ごめん弟

弟登場ですね!

そこに居たのは黒髪碧眼の美少年でした

お父さんを黒髪にした感じでした。体は栄養が見るからに足りなく華奢で細かった。



地下牢に着く前にお父さんから家系の色とはなんぞやという説明を聞きました。

グランお父様はグラン・ガーデン公爵と呼ばれるユーナリア王国の一括り四大公爵家の1つだと聞かされ驚いたことはもちろんなんですが聞きなれない公爵という地位を説明してもらうと王族の血が混じってるらしいです。

武力の公爵と呼ばれるほど武術、魔力、戦力、に長けていると聞きあれ?

じゃあお父様頭のイカレ公爵じゃなくてサイコ公爵なのか!と全く意味のない解釈を地下に着くまで考えていた


ガーデン公爵家の家系の色とは遺伝子の事で

お父様は白髪碧眼の美丈夫でお母様は金髪金眼の美人その間に生まれた天使のような少女プラチナブロンドに近い白髪の金眼エリーシアそして

今目の前にいる黒髪碧眼の美少年彼はお父様の兄上グリルの子であり相当の下半身ゆるゆるのクズだったそうだ。逆らえないメイドや平民などに手を出しあまつさえ孕ませてしまった

そして公爵家の元当主はこれ以上醜聞を広める前に兄上を始末するようお父様に命令したんだとか。なんでお父様が?しなきゃあかんのですか?と思ったんですがなんとお父様はお母様以外に手を一切ださないと当時有名だったんだと理由になってないんですが、、、、、


で、家系の色を持って生まれたこの子を渋々引き取ったが私が欲しいとせがみあまつさえおもちゃにしたらしい。そのおもちゃが私を怪我させたとか何とかで地下牢に閉じ込め躾をしていて、私の許可さえあれば処分する予定だったんだって。


至る所に血が出るまで蚯蚓脹れができているしかも両腕鎖につながれており、彼の目には絶望が見え あぁ自分はエリーシアはこんな小さな子に非道な事をしたんだと理解し奥歯を嚙み締めた。私じゃない私はやってない、、、けど今この体に入ってるのは私だ。責任は私が取らなきゃいけない。


ルイが地下牢に閉じ込められていた経緯をグランお父様に直接聞いた時

あれ?話さなかったか?みたいな雰囲気になったが可愛く手をお願いポーズにしてねじ伏せ説明をして頂いた、どうやらお父様とお母様は相思相愛の恋愛結婚だったようでその間に生まれた子エリーシアがさらに天使な容姿で産まれてきてしまったためバカ親の拍車がかかったしまい天使のエリーシアに怪我をさせたのが許せなかったそう。


このままじゃ私が死ぬ時一緒に死ねるなら本望だとか言いそうで怖い。

今まで何しても怒らない両親それも割と怖すぎる限度が分からないからどこまで行って良いのか線引きが出来ない。とりあえずこの子を地下牢から出さなければ自分のせいで人が死ぬなんて後味が悪すぎるしかもこの子に非は無いのに

「グランお父様下ろしてください」

抱っこされたままじゃ示しがつかないわ

「お父様?」

「なぜ降ろさなきゃいけないんだエリーシアこのゴミと同じ目線に立つことなんてないんだよ私の天使君の目が汚れてしまう。」

目をおっとりさせながらそう行ってくるお父様になるべく可愛くオネダリをする

「パパ下ろして?」


顔がムーミンみたいな顔になりながら下ろしてくれる

パパ呼びは最強なのか?

「パパは今短剣持ってる?ナイフでもいいですね」

「はい、でも何に使うんだい?もしかしてエリーシア自ら罰を与えるのかい?私の天使が?それはダメだよ?」

そう言いながらも私にナイフを渡してくれる

剣が腰に着いているのはわかるわかるんだがナイフ常備してるのわからんなぜなんだ?絶対コートの下数十個着いてそう

、、、怖いから考えるのやめよ


私はルイに目線を戻した

ルイはビクッと体を動かし涙を流している小さい声だが啜り泣く声が聞こえる。私は君に何もしないんだが

とりあえずルイの方向を向き自分の髪の毛をひとつの束にして

片手で押さえ根元から切り捨てた


グランお父様は何が起こったのか目の前の出来事を信じられないのか驚愕の顔をしていた

「エリーシア!!」

「来ないでくださいお父さん」

そう言ってナイフを自分の首元に近ずける自分を人質にするように


そしてルイに話しかける

「今までの行為謝って許されるものでは無いと思います。けどごめんなさい貴方をものすごく傷つけてしまってごめんなさい」

私がやったわけじゃないけど彼女がやった事は全て私がやった事だこの体になったということはそういうことなんだ

私は元日本人日本の価値でしか今の物事を見れない悪い事をしたなら謝らなければならない子供でも知ってるこの子を傷つけた記憶はないけど少なくともこの子とこの家に住んでる者働いてる人たちはエリーシアがやっていた行為を知ってるはずだ。


弟という顔の知らない弟。ルイの顔を見れない今どんな顔をしているのか怖くて見れない


私は私を人質にしながらお父様に体の方向を向け告げる

「ルイを今すぐ地下牢から出して治癒の魔法をかけてあげてください、それから私の弟なんだからちゃんとした扱いと部屋を用意してあげてください。お父様がうんかはいを言わなければこの喉を切って死にます」

一度は死んだ身だ多分死んだと思う死んだ記憶がない空手の鍛錬に行く途中でここに目覚めた。メインストーリーやったことのない私だけど、どうせいつ死ぬか分からないこの死亡ルート多いエリーシアならば死ぬ時ぐらい自分で選びたい。

グランお父様はものすごく真っ青な顔をしながら全力で頷いた


牢が開けられるのを見守り両腕の鎖が外され彼が出てきたところでお父様の手を掴み彼に話しかけないでその場を去った。なにか声をかければよかったかな??


短くなった髪をお父様はうるうるさせた目でこちらを見ている

「、、、、怒っているのかい?私の天使?どうしたら機嫌なおる?新しい服でも買うかい?それとも新しい宝石?何がいい?」

と泣きそうな顔で言ってくるのでここぞとばかりに考え考えた果てに思い出したエリーシアは確か悪役令嬢として本編に出てくるはず姉がいつも口癖のように言ってたこの悪役令嬢が〜って可愛いのに〜とかだからもはや性別変えればいいのでは?と突拍子のないことを考えるそして

(自称)可愛く天使のような微笑みでグランお父様にオネダリをする

「グランお父様、、、私男の子になりたいです」


グランお父様は廊下で卒倒した

人間て漫画のように倒れることがあるんだと呑気にそう思った。

グランお父様は夫婦?の部屋によろよろしながら私の手を引きながら入っていった。

始めてみる美しい人多分お父様が言っていた恋愛結婚の相手で私のお母さん。


今世のお母さんとお父さんは美女とイケメンでした。

あのままエリーシアが

「ゴミを処分してください」と言っていたらメイドが牢から無断で救出し、義弟ルイは逃げて復讐を誓ったかもしれませんね

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