私と弟の魔力量計ってみた☆
乙女ゲームって横恋慕してくる相手を薙ぎ払って恋して終わりかと思ってた
実はすごいんだな物語とか気になる主にシューティングとRPGに、、、、ギルドとか称号とかあったのかな?ってか乙女ゲームなのに戦闘とかあるんですか!!??
by乙女ゲームやったことがないエリーシア
「水晶に魔力を放出すると色が浮き出ます、色は全部で8種類高魔力順に言うと赤、橙、黄、緑、青、藍、紫です現在の魔力量調査によれば王族の方に黄色近くの魔力量が計測されています。赤や橙は魔塔に連れていかれるのでもし出た場合は他言無用でお願いします。ご自身のレベルとか属性は適正ジョブなどは冒険者ギルドに行けば簡単に分かります。さぁ!この水晶に手を置いて魔力を放出してください!」
NPCみたいな説明を絡んでくるジュン先生に質問する
「? 8種類目は何色なんですか?」
「はて?私8種類って言いましたっけ????」
頼む自分の発言に責任持ってくれ。
「、、、あのジュン先生って何者なんですか?この水晶を作ったって言ってましたけど」
「あぁ~それは後程説明しますからさっ早く早く水晶に手置いちゃってください!」
興奮気味にハァハァしてせかしてくるジュン先生をよそに弟ルイが水晶に手を置くと黄色に輝いた。
「さすが!ガーデン公爵家!!王族に並ぶほどの魔力をお持ちとは!ムフフムフフフフフ」
「兄様!!僕すごい?」
ルイが緊張しながら私に聞いてくる
「もちろん!!めっちゃすごい!!だって黄色だよ!?上から三番目!!これからいっぱい魔法を学ぶのがより楽しくなるね!!」
とルイの手を両手で持ちながら弟よりはしゃぐ。
ゲームパーティーメンバーで言うと魔法使いポジ!!バフかけてくれたり回復してくれたりピンチの時は広範囲攻撃をして助けてくれたりとお助けキャラにもアタッカーにもなれる最高ですね!!
私はどんな色かな??ルイが黄色で魔法使いだ(仮)とすると私は武がたけてるし騎士とか剣士のほうであまり魔力ないんじゃないかな?
水晶に手をかざすとザーーーーーっと長い時間計ったのか金色に光った。
私は少しがっかりした高魔力順で色が出るはずなのにそのどれにも適さずちがう色が出たから
剣に魔法とかまとわりつかせたり、してみたかったこれから本格的武闘派になるのか、、、、、
「ジュン先生、私には魔法の才がないみたいですね」
としょぼんとしながら言うと
「だだだだ大丈夫ですよ?まmmm魔力はありますから!!!!!!ちょっちょっと失礼しますね少しの間自習しといてください!!!!!」
美人の顔なのに血相を変えて慌てた様子で部屋を出ていったジュン先生
さらに私の気分が下がるそんなに慌てるほど魔力量がすっくなかったんだろうかお父様にこの子魔力なかったんですけどって告げるほど
豊富な魔力とか自分で思ってたけどそれは魔法を知らない私が感じてた感覚だからなのかな?
魔法を知ってる先生からしたか目くそ鼻くそ程度にしかないのかもしれない。
「、、シャルラン兄様」
弟が驚いた顔で私を凝視してきた。面目ないこんな不出来な姉で、、、、さらに気分がガタ落ちした
戻ってきた興奮気味のジュン先生にとりあえず髪の毛の色を変える方法を教えてもらった
そして魔力計測器水晶が金色に変わったことを家族以外口外するなと口酸っぱくいわれ頷くことしかできなかった。
くそおぉ!!そんなに魔力がありませんってことを口外するなって言われちまったよ
じゃ魔法は初級しか使えないんだろうな髪の毛の色を変える魔法が初級でよかったよほんと
ちなみに性別を一時的に変える魔法とかないかとジュン先生に聞いたがそもそもの話生まれ持った性別を捻じ曲げて作り変えることができないんだって、もしそんな魔法があったら禁忌魔法として封印されるらしい
てことわだ、この世界に男性妊婦が存在しないことになる妄想の産物妊男ちょっと見たかった
魔法って案外都合がいいもんじゃないんだね
髪の毛の色をいろんな色に変化させてみた。茶色や黒、紫やピンク青に
黑に変化させるとより一層ルイが喜んだその笑顔守りたい、、、可愛い
ルイも私の髪の毛の色に変化させようとしていたができなかった。その原因をジュン先生に聞くと白髪は末裔にしか継承されず女神の加護であるため簡単に変えることはできないらしい瞳の色も同様で私が碧眼に変えることができなかった。
ジュン先生の正体について聞こうと思っていた私だったけど色を変えるのが楽しくて頭からすっぽり忘れていた多分魔法とか勉強とかできるし貴族マナーを知ってるってことはそれなりの階級の人だろうおまけに絶世の美人だ男性だとしても引く手あまただろうちょっと魔法に関して挙動がおかしくなるだけで
称号とかあったら確実に賢者とか魔塔の主と付き添うもはや伝説の魔法使いとかかも
ジュン先生に一度聞いてみたいことを質問してみた
「何かを創造する魔法ってあるんですか?」
「一応あるにはあるんですが、、、使用は確認されてませんね。創造魔法には我々では計り知れない代償が生じる可能性が高いので。」
「なんで代償があるってわかるんですか?」
「祖先がそういう創造に関する魔法の文献を後世に残してくださっているので創造魔法の存在はあるんですよ。」
なるほどと頭の中に記憶していく。
魔力といえばゲームではプレイヤーに目に見えてたり、クエストとかで追いかけるとかあったけど現実ではどうなんだろう??
「魔力を可視化する事ってできるんですか?」
「可視化とは?」
「発動中の魔法の残滓とかその場に相手がいた痕跡とか目に見えるのかなって。目に見えたら相手を追いかけることができるじゃないですか?」
「面白い発想をしてますねですが、、、現在ではそのような魔法は存在してないですね。 ただし相手が魔法を発動したという事実だけを確認することができる魔法は確かに存在します。」
淡々と質問したことに答えてくれるジュン先生。
この人そういう魔法作ってくれないかな?
とか考えていたがルイがお兄様??と服の裾を引っ張って来たので考えることをやめてルイの頭をなでる。
街に出るときは茶髪、紫の瞳に変えよう。ちょっと衣替えみたいでさっき楽しかったし
魔法についての授業が終わると扉がノックされお父様とお母様が入ってきて私とルイを抱きしめた。何事かと思った2人して一緒に抱きしめられたのは初めてだったから
私が変わったあの日から両親も少しずつ変わっていった。今ではルイのこともちゃんと息子のように可愛がっている
「私の天使来月君の10歳の誕生日だ エリーシア、シャルランはどんな誕生日会にしたい?まだ社交界デビューもしていないからお友達はこっちで取り計らうけど衣装はどうする?ドレスにするかい?男性用にするかい?私はどちらでも似合と思うんだ」
私は目を見開いてお父様の顔を見つめた。見つめていたらお父様が私のおでこにキスを落とした。この人はまだ私をエリーシアだと思って愛してくれているのか、、、その事実に涙があふれてくる前世の名前を思い出せないけど確かに違う世界で生きててエリーシアになってから自分の事しか考えてなくて死にたくなくてでも愛されたくて ごめんなさいエリーシアじゃなくてごめんなさい
大泣きする私をあやすように頭を撫でてくれた両親その感触が心地よくてさらに苦しくなった
街に出られる日が来るのか
ワクワクする!!早くいってみたい!!




