着実に成長する筋肉と身長
弟との身長差20cm
日本人の9歳の身長は平均133cmくらいらしいです
私は全身筋肉痛になった。
ベットでうなだれているとメイドが起こしにやってきた。昨日100週走りきることに夢中でお昼ご飯を食べ忘れたことにさっき気づいたばかり。お昼ご飯を自分で作るって言った手前作らねば私にお昼ご飯がない悲鳴を上げる体を起こし厨房に向かった。
もちろん朝ごはんは食べたが驚いたことに家族全員揃って朝食をとった。お父様やお母様は今日どんなことするのかとかルイは頑張ってくださいと応援してくれた
鍛錬前にこんなに心が暖かくなるとは思わず、嬉しくて走ってしまった。ガスにめちゃくちゃ怒られたけど
騎士団長のハルベルト・フィルタことハル爺は鍛錬に容赦が無かった。
昨日私用に鍛錬を考えるとか言いながら結局はまた鍛錬上の周りを昨日と同じ100週走らされる日が続き1ヶ月がすぎた。
さすがに1ヶ月毎日毎日走らされた私は100週走るのに慣れていき半日で終わるようになってた、少しずつ体が変わっていきコツコツ積み重ねていくのが楽しくなっていた。
「今日も100週ですか?」
師匠と認めたからには師匠を敬うように敬語になる。
ハルベルトには指摘されたがこれはもう直しようがないと悟ったのか普通に接してくれた。
なんとなくハル爺に今日も同じ鍛錬か聞くと今回は何か違うらしい
「いや今回はその木刀の素振りも入れよう回数は1000だな100週終わったあとに追加でよろしくな」
いつもただ持ってきただけになる木刀を使っての鍛錬らしいだがしかし聞き捨てならない1000回って何?一日でやる量じゃないよ!!!
「は?」
「1ヶ月よく耐えた次は腕だ腕の筋肉を鍛える」
「100週はまだ必要です?」
「継続は力なりって言うだろ?」
そう言われたら何も言い返せなかった。
今日から新しい訓練が追加された、100週は割となれていたから大丈夫だったが足とは違い鍛えていない腕は悲鳴をあげた。足と同様筋肉痛になりダンベルや運動用器具があればとか考えたが所詮乙女ゲームの世界そんなゴツゴツしたものは無かった。
ふと自分のベットの近くにある全身鏡を見ると、小さかったからだが150cmくらいに伸びてるのに気がつくさすが成長期すんごい。胸
なんかなくぺったんこで変わりに筋肉がついてる。もうすぐシックスパックに割れそうだ。
この世界の住人は数か月でガタイが変わるみたいだ。
髪の毛はそのまま短めで美ショタが美少年になってる
最近メイドさんからの視線が刺さるやはり男装は女性の目には奇異にうつるのかな?
木刀の素振りにも慣れた頃
ハル爺が、本格的剣術を指導してくれるようになった。最初っから対人戦をさせられいやいやいや現役に勝てるわけないやんと思っていたのに、攻撃を仕掛けてくる相手の動作が遅く目に映る。次々となぎ倒していき最終的にハル爺ともやる事になったがハル爺に吹っ飛ばされた。何回も、くってかかったが手も足も出ない。彼は手加減というものを知らないらしいし、こちら側としてはものごっつう悔しかった。まだまだ身長と体重が足りない
負けた日はいつもの2倍ご飯を食べた。
騎士団内でシャルランという名前が浸透していく中お父様とお母様に呼び出されシャルランとは?という説明を求められた。
親に着けてもらった名前を嫌と言える訳もなく、、、、、、、
そもそもエリーシア(自分)を乙女ゲームのストーリーから離脱させるためにつけた名前なんですなんて言えない何処でなんのルートに入るのか、なんで自分が悪役になって死ぬのかすら知らないのにエリーシアって名前だけで殺される運命しかないのなら根本的な名前を変えるのもひとつの手段だと私は思う。
男装しているのだから男名も必要かなって思ってと、今必死に考えた理由を説明し納得してもらった。
ルイは相変わらず可愛い最近では兄様兄様と後ろを着いてきては、頭を撫でて欲しいと要求してくる可愛い。しかも私より身長が小さくて尚更可愛く映る。
私がこの子を守らねば!!!!と意気込んでしまい鍛錬が倍にました。
「師匠 家の弟が可愛んですどうしたらいいですか?」
と吹き飛ばされた日からハル爺呼びから師匠という呼び名に変わり今じゃ師匠の上に腰掛けている。(ハル爺呼びをしてなんか言われるかと思ったけどなんにも言われなかったからそのまま呼び続けてた。)そうやっと倒したのだ、運動神経はいいと自負していたがまさかここまでかかるとは鍛錬を始めてから3ヶ月でやっと倒せた。鬼のような特訓とイライラの爆発で敵を倒した達成感は半端ない。シューティングゲームで言うならTOPプレイヤーを激闘の末やっと倒した爽快感に近い
「、、、早く上からどいてくれ、、、」
「まさかここまでになるとは思わなかったよ儂。その歳でこうもやられるとは、これはものすんごい子鍛えちゃったなぁ。しかも短期間で化けるとは、、、、、、」
とブツブツ喋ってる
私の質問は聞こえてなかったらしい
「師匠を倒してしまった私はこれからどうしたら?」
と殺気を込めて聞くと周りの団員たちが悲鳴をあげて倒れたなぜなんだい????師匠から立ち上がると師匠が私の肩をがっしり掴んで揺らしてきた。
「ちょちょちょま殺気をしまってくれ殺気を!!儂そんなの教えてないぞ!!何処の馬の骨から教わったんだ!!」
「ん?ただの殺気ですよ?ほら目線でやる」
めっちゃ殺すぞ?って気持ちを目線で送っただけだ、現実で殺気を感じるやつなんていない。と思っていたがこの世界は違うの?みんな感じちゃう系?厨二病発症してた頃殺気とかどうやって飛ばすんだろうって練習したけどどれも失敗したしそもそも殺気ってどうやって感じるんだ?とも思ってたけど
「こっこれが才能ってやつか!?」
とうなだれ始めたので何が何なのか教えてもらった
「お前が儂に向けてきた殺気に魔力を乗せて飛ばしてきたんだ!!手加減が出来てないからその魔力に耐えられない騎士達が今倒れたんだ!」
「まだ儂教えてない!!」
と言ってふくれる師匠
「はぁ、、」
咄嗟に出たため息が聞こえていたのか師匠は女の子みたいなうるうるした目でこっちを見てくる。おいおい師匠見苦しいぞ、やめてくれ
まだ自分の魔力保有量知らないんです、、、、すいません
ステータスとか視れたらいいんですけどね。
一応寝る前に確かめたことがあるんですよ
恥ずかしかったです。「ステータス!!」なんて叫びましてね、出てくるわけもなくシーンと静かな部屋でしたわ。
3ヶ月で師匠を倒すとは恐るべき努力ですね血反吐を吐いて毎日毎日同じことを積み重ねた結果ってすごい。
筋肉は裏切らないまさにその通り、、、、、




