第一話 道連れ
別作品や活動報告で記載した通り、火・木曜日に更新を行います。
「これで最後だ!魔王め、覚悟しろ!エクスカリバー・ブレイド!」
「わ、我はまだ…グワーッッッッッ」
「大丈夫ですか、陛下!?」
「今すぐ魔王様に回復魔hーーー」
「させないわ!レベル10マジック・ブラスト!」
「あぁぁァァ」
俺は今、倒したんだ。あの憎き魔族のボスを。
自分の体に【嬉しい】、という感情が大量に放出される
「やったあぁぁぁぁぁ!魔王を倒したぞー!」
「やったわね、リョウキ!」
「今日は帰って騒ぐぞー!」
「そうだな!
皆顔に【達成感】という感情がわかりやすく出ている。
ああ、これで俺は自由な生活ができる、勇者という縛られた生活をせずに済むーーー
そう思った時だった。
「それよりもみて!うえからひかりががふってきてるよ!きれいだねー」
「ん?」
リンの発言に全員が石のように固まり、周りが静寂に包まれる。
俺は上を見る。
「危ない!巨大結界!」
ドカァァァァァン!
とても大きな爆発音が響く。
そしてーーー
あたりが真っ暗になった。
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「痛ってえぇ、ん?」
ここはどこだ?見慣れたフィギュアや、パソコンなどがおいてある。
俺は瞬時に今どこにいるかわかった。
「これは、俺の部屋?なんでそんなとこにいんだ?」
ここに来る前の出来事がフラッシュバックする。
「そうか、俺は魔王を倒した後、謎の魔法ーーー」
「まおうがどうしたの?」
聞いたことのある声が部屋に響く。
まさかと思いながら後ろを向くと…
首をかしげているリンがいた。気絶している仲間と共に。
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