第6話「理の魔神」
世界がまだ黒で覆われ、未知で満たされている時代にひとりぼっちの神様がいました。
そこで、神様は黒で覆われた未知の中から白を産み出して新たな神様を作るとクロノと名付けます。
その後、クロノは白の力で理を産み始めました。
そして、その理は世界を形造りました。
クロノは世界に何もない事にい気づき、世界を広げようと自分の白を半分に分け、それをまた3つに分けました。
その力は三つの力、赤、青、緑の神様を作りそれぞれクロノから名前をもらいました。
赤はショウという名前をもらい、エネルギーを操りました。
青はゲツリという名前をもらい、生命力を管理しました。
緑はスノザと言う名前をもらい、自然を育てました。
この赤、青、緑の三魔神によって、クロノの白い世界に色が付き、豊かになっていきました。
その後、三魔神はもっと豊かにしようと思い力を合わせて複雑な生命を作り始めます。
次第に知性の高い物も生まれ、その中でも人の種族を六種族と呼び愛しました。
もちろん、別の生物、生命も愛していました。
しかし、六種族は知性がある為、対立をすると争いが起こりました。
他の生物も同じです。
争いを嫌う神様は、世界の色が汚れていくのを嫌い、怒りました。
三魔神は何度も争いを止めに行きますが、争いが全てなくなることは、ありません。
でも、新たに生まれる色もありました。
色は、争い、混じることで、様々な色を作ります。
このことに、クロノは感心し、不思議に思いました。
同時にそれが美しいとも思えました。
しかし、新たな色が産まれるたびに、争いも起こるため、黒の神様は世界を再び未知に戻そうとします。
クロノは美しい世界をもっと見ていたかったので、世界を守るために神様を止めに行きます。
その余波で、世界はどんどん崩れていきました。
その中、やっとの思いでクロノが神様から少し黒の力を手に入れることができました。
その力を三魔神に預け、クロノは自分を犠牲に少しの間、神様を止め続けます。
その間に三魔神は神様を倒すため、各生命生物達に協力をお願いしました。
しかし、協力しても力が十分ではありません。
そこで、三魔神は力を再び1つに集め、白の力を新たに少し作り出し、その力に託された黒の力を混ぜると、新たな力、灰が誕生しました。
その後、灰の力で3つの力を誕生させると、世界にばら撒きました。
魔術を極められる物の王、魔王。
新たな力で理を曲げるほどの可能性を持つ、剣聖。
そして、進化し続け到達者にならんとする者、覇者。
新たな3つの力を手に入れた生命達は、三魔神と共に黒の神様の元へと行きました。
神様は、クロノのおかげで力が弱まっていましたが、それでもとても強力です。
しかし、争いを嫌い世界を見ようとしていなかった神様は新たな色の力に驚きました。
その隙に、三魔神と三勇者は神様を封印することに成功します。
その後、封印の場を管理するため、そして世界を見守るために三魔神は世界を支える三柱として今も影から世界を見守っています
三勇者達は互いに進みたい道を歩み、この世を去っても力が世界を守る為に巡り続けました。
こうして、世界の危機は英雄達により防がれ、今では平和に暮らせるようになりましたとさ。