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異世界大陸  作者: キィ
第一章 記憶覚醒
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第5話「歳」

 ご飯は美味しかった。パンにラパーム肉のスープだ。前世より少ないように思うだろうが、スープがたっぷりなので問題なかった。食事中の会話でアメルは3歳、お母さんの名前はルザーネで26歳、リオは27歳だと言うことが分かりゼクシオは様々な事を考えていた。


(やっと周りが見えてきた。俺の親は、21で産んでんのか、前世では早い方じゃない?どうやらリオは、元冒険者。ルザーネは、元騎士団だったそうだ。リオとルザーネは互いに昔の話をしていた。その内容はいろいろおかしすぎて聞きたい情報が入って来なかったゼクシオは今度改めて聞くことにした。


 だが、一部は聞いていた。その内容は簡単に話を言うと、2人はいろいろあって、静かに暮らしたくなってた。そして、知り合いの村まで来て今に至るらしい。でも、リオは、ちょくちょく、冒険者など様々な仕事に行く。冒険者の仕事以外に、国が、軍力強化で教官としてスカウトが来てるらしいが本人はスローライフが良くなって、「面倒ごとやだから、今お休みする」と言って蹴った。そして、仕事は少ないがお金はあるようなので家にほとんどいる状態が続いて今に至る。村まで動く動機となったのはゼクシオが生まれたかららしいが、その事はあまりゼクシオが聴いていなかった。ゼクシオはその話を簡単に聞いていると頭の中でまたいろいろ言っていた。


(つまり、サボりだな。仕事なのにいいのだろうか?27歳なら、軍の教官はすごいと思ってしまうけど、前世基準で考えてはいけないとこなんだろうな。で、ルザーネはもう育児の専念するらしいな。出る時、前に所属していた騎士団のみんなが悲しんでたとか。今もたまに支援部隊の人達から手紙が来るとか)



 さて、親の話はここまでで、今は別のことをしていた。


「「絵本読んで〜」」


 ゼクシオはアメルと兄妹息合わせてルザーネに寝る前の絵本読みをせがんでた。


(さっきの本、気になったし、学習は大事。うんうん)


「二人とも分かったから、落ち着いて。ベットに入ってから読むわよ」


「「はーい」」


(グッジョブルザーネ、いやお母様よ、これは、絵になりますな!って言ってもやっぱ、母と妹じゃのぉ。いやこれはこれで…。っは、今から絵本だった。前世の無駄な知識で、純粋無垢なこの魂ガァー。茶番は置いといて、今から新人生初の絵本を聞きします。しかも、実話混じりの物語“らしい”です。つまり、この異世界の歴史が分かる“かも”しれない大事な情報です。だから、魂17歳+5歳(23歳)、精神17歳、器(体)5歳の俺、いや僕が、今この状況、つまり、ベッドの上で女性2人と一緒に夜を共にするのは、許されるのですよ)


「それじゃ、読むわよ。この本でいいのね?」


「「うん!」」


 だんだん精神も幼児化してないかゼクシオは心配になってきた。

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