記憶
この瞬間、貴方が過去になる。
恋の終わり、告げられて。
なんとなく気付いていた…
わざと気付かないふりで、やり過ごしていた。
あの日の帰り際の貴方の表情(顔)を想い出す…
さよならを決めていたのね?
あの時と同じ…あの人と同じだったから…
さよならを決めた人の表情(顔)…
やっぱり、そうだったのね…
認めたくないけれど…揃うピースに納得…
自分を責めないで…貴方が悪いんじゃない…
そうさせたのは私…貴方のせいじゃない…
だから、謝らないで…もう謝らないで…
切なくなるから…
何気ない景色が想い出を連れて来る…
貴方がいた景色を連れて来る…
優しさに触れたかのような痛み…
もう、戻れないのね…
辛い…未来の無い貴方への恋心…
貴方を想い出す度に、涙が出てしょうがない…
消せるのなら、消してしまいたい…
わかってる、忘れようとする間は忘れられないこと…
自分のことなのに、一番自分自身でどうにもならない…
貴方の記憶…