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孤高の魔道士は自分の不変を望む  作者: 最弱のあああ
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森薙技 不士の独白

 



 ああ、不快だ。



 非常に不快だ。



 なぜ、世の中は自分の思い通りに動かないのだろう……



 そこまで、大きなワガママを言っている訳ではないはずなのに……





 好きだったハーレム物のアニメの主人公は一人のヒロインとくっつき、他は負けヒロインとなる。

 せめて、ハーレム物とうたっているのなら、一人ではなく全キャラとくっつけばいいの、そもそもフィクションなのだから、誰とも変わらずにずっと……



 楽しみにしていた少年漫画の新刊では、主人公に似た新キャラをだし寝取られ展開にする。

 男向けの漫画なのだから、主人公以外視界に入らない都合のいいキャラ設定にすればいいのに、そして好感度が変わらずに一生……



 そして、何気なしに買ったラノベでは、孤高の一匹狼の格好いい主人公がヒロインと出会い、「愛」だの「友情」だの「青春」だのと喚きながらいままで秘密にしていた個人情報をベラベラ話す弱い主人公に変わってしまう。







「つっまんね」

 一言つぶやいたあと、手に持っていた本をゴミ箱に向かって投げると少し横にずれてゴミ箱のすぐ近くの床に落ちる。

 それを見て軽くため息をつきながら「魔法」で本を浮かしてゴミ箱に放り捨てる。


 そもそも俺にラブコメ物は合わないのだろう。嫌いではないのだが物語の主人公が俺が望む行動とは逆の事をすると、途端に感情移入ができなくなり好きだった主人公は別の誰かに成り変わる。

 最初はどんな主人公でも好きなんだが、物語が進むと主人公達は成長し変化してしまう、こうなるともう駄目だ。俺一人置いてかれた気分になり、嫌いになる。たくさんの仲間達と和気あいあいとしているのを見ると最悪の気分になる。



 ――ああ、不快だ。――



 だから、俺は不変を求める。友情などで弱くなっていく主人公にはならないと。……



「……もうそろそろ学校にいかないとな。」

 財布と自宅の鍵だけもって家を出て行く。


「なんで、人は変わってしまうのかなー」

 なんとも言えない気持ちになりながら独り言をつぶやきながら一人で歩いて行く





何も考えずに1話を投稿(^^;)この先の展開コロコロ変わるかもですねのであまりタグをあてにしすぎないでください<(_ _)>

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