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無題

俺は今日も煙草をふかしながらいつものように自身が住んでいるマンションの非常階段から町を見下ろしていた。ここはいつきても変わらないなぁと呟いた。今思えば色々なことがあった。何があったかは話すと長いので割愛させていただくとしよう。だが、まあ、色々なことがあった。その中でも一番の思い出は友達と行った夜間ツーリングだな。あの時の俺達は警察から逃げるスリリングさと夜にしか見れない町の顔によく感動したものだった。その中でも荒川にはよく行ったものだ。夜に見るテトラポッドは怖くて仕方がなかったがまたそれも楽しかった。俺は本当に今まで友達にも家族にも、親戚や知り合いにも恵まれていたと心から思う。でも、ここのところあまり生きることに関しての楽しさや面白さ、大切さが段々と自分のなかで崩れていくような気がしている。何でかは大体想像がつくのだがこの話はやめておく。生まれてこのかた死にたいと思ったことはそうそう無いが俺はもう限界らしい。人に裏切られ信用を無くした俺なんて生きていても仕方がない。死ぬまでに一度で良いから友達とバイクで旅がしたかった。

今まで有り難う。

そしてさようなら。

俺はここまでみたいだ、この先も楽しんでくれ。

じゃあな戦友。またいつか会える日まで




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