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第1話
俺の名前は 木崎 瑛太 高校生だ。
今はさっき当てたVR機器などの荷物が多すぎて運ぶのに疲れている。
「なんで、このタイミングで当たったかな」
そんなことを言いながらもやっとの事で家にたどり着いた。
「ただいまー」
「お兄ちゃんおかえりって、なにその荷物」
帰るなり妹の美優が寄ってきた。
「福引きで当てたVR機器、家事とかで忙しいから誰かにあげようかな?」
「そんなのもったいないよー」
「じゃあ美優がやるか?」
「ううん」
「じゃあどうしたら」
「ゲームやってて大丈夫だよお兄ちゃん、私も家事手伝うからさ」
「やっていいのか?」
「うん、いいよ」
「じゃあ遠慮なくやらせて貰うよ」
妹の手助けもあり俺はこのゲームを始めることにした。




