第10話
いつもよりすこ〜しだけ長いです
始まりの街の噴水に集合ということになったけど、まだ俊介がこない。もう集合時間10分オーバーなのにまだこないのか。そんなことを考えていたらスポーン地点の方向から
「ザキー」と聞こえてきた。俊介だ、手を振ってアピールするとこちらに気づき向かってきた。
「ザキ、遅れてごめん」
「10分オーバーだぞ。それと、前から思ってたけどそのあだ名、死の呪文みたいだからやめてくれ」
「ごめんってザキ、んでどこに行く?」
「そのあだ名やめろって言ってるだろ、少なくともこのゲームの中ではエイトだ」
「じゃあエイトどこに行く?あ、そうだ先にステの確認をしとこうぜ」
イチスケLv16 HP 307/307 MP0/0
職業 重戦士
STR 85(60+25)
VIT 150(90+60)
INT 0
AGI 20
DEX 30
LUK 10
アーツ
・我慢
・ガード小
装備
・普通 ビッグシールド
・普通 ブロンズダガー
「俺のステータスと装備はこんな感じだな。んで、エイトは?」
「あぁ俺か。これだ」
「えっ、マジで?」
「マジで」
「エイト マジでDEX極振りなんて聞いたことないぞ、特にこのASの中で」
「意図的に振ってないから、ランダムでやったらこうなったんだよ」
「エイト決定の前にステータスの確認したか?」
「し…てない」
「そうだろうなぁ、んでアローショットって事は連射型か。でも、1日やっただけでLv5って結構すげぇな。弓使いって狙いづらいから不遇職上位に入るんだけどなぁ。取り敢えず、フィールドで戦い方を見せてくれ」
「ああ分かった、ならそろそろ行くか」
次話は23時に投稿します