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2 はじま…らない!

どんどん行きます

――――プルルルルル

キャラメイクが終わり、部屋で漫画を読んでいると、電話がかかってきた。

「もしもs「おい玲哉!」なんだよ元」

電話をかけてきたのは、親友である三枝さえぐさ げんだった。

「玲哉お前CWO持ってたよな?」

「ああ、持ってるぞβテスターだしな。どれがどうかしたか?」

「サービス開始明日だし、一緒にやるぞ!始まりの街の教会で待ってる。名前はDreiドライだ。剣士フェンサーだからな!始まったらすぐ来いよ!」

「すまないな。始まったら直ぐは無理だ。」

チュートリアルがあるからな

「は!?なんで?」

「用事があんだよ。」

「はぁ、いつものか。わかった、なら2時でどうだ?15分までの遅刻は許してやる」

「助かる。俺はレイだ。えっと職業は…」

魔法探求者マギアシーカーのことを言うか迷ったが、とりあえずぼかしていうことにした。

「とりあえず魔法使い(ウィザード)だ。詮索するなよ、今度教えてやるから。で、ほかに用事は?」

「わかった。お前のことだからなんか事情があるんだろ?まぁ教えてくれるのを待つさ。あと、できたら凛華ちゃんも誘っといてくれ。凛華ちゃんもCWOもってるだろ?」

「ああ、持ってる。誘っとくな。じゃあ明日」

「おう」


そういって電話を切った。ちなみに凛華とは俺の妹である如月きさらぎ 凛華りんかのことである。凛華もβテストに参加していて、βテストではトッププレイヤーに入っていた。ちなみに俺は攻略組って呼ばれるトッププレイヤー集団の一員だったな。まったりやってるつもりだったんだけどなあ。


凛華の部屋に向かいドアをノックする。「凛華はいっていいか?」なかから「いいよー」と返事がしたので、凛華の部屋に入る。

「どうしたのお兄ちゃん」

「凛華も明日CWOやるだろ?さっき元から電話かかってきて、始まったら2時に一回会わないかと連絡が来て、元が凛華も誘っといてって言ってきたから誘いに来たんだが来るか?」

「いいよ。場所は?」

「始まりの町の教会だそうだ。俺は零で、元はDreiだそうだ」

「おっけー。私は月華げっかだよ。如月の月に凛華の華で月華。ちなみに武器は刀ね」

「わかった。じゃあそういうことで」

「うん」

凛華も参加するということで、あとは特に用事ないしな、ちょっと運動してくるか。


とりあえず庭で素振りすることにした。俺は一応剣道の有段者で、全国にいったことはあるが、誇れるような戦績ではなかった。剣道はやめたため、今やったらろくにできる気がしないが、とりあえず毎日素振りだけはしている。

「…797、798、799、800っとこんくらいでいいかな」

800回の素振りを終えた俺は、家に戻り、シャワーを浴びる。


汗を流した後、勉強したり、溜まってたアニメを見たりして過ごした。晩御飯は素麺だった。




そして翌日。

「よしっ正式サービスまであと6時間!何して過ごそう」

夏休みだというのに6時半に起きて、ご飯を食べた。とりあえず時間つぶしに素振りをした後、ネットでCWOについて調べることにした。


「う~ん新しい情報はないか~。一応魔法探求者マギカシーカーはレア職っぽいんだよな~。情報だすか?でもめんどくさいしいいか」

CWOのことを調べたがこれといった情報はなかった。


「とりあえずサービス開始してからの情報に期待ってところだな~」

そういって、サイトを閉じた。

「やることなくなった」

ちょっと凛華に話すか。凛華なら教えても大丈夫だろうし。


「凛華、はいるぞ~」そういって凛華の部屋に入る。

「どうしたのお兄ちゃん」

「CWOのことでな?俺の職業について話しとこうと思って」

魔法探求者マギカシーカーのことについて凛華に話す。

「俺人間選んだんだけど、適正が魔法適正・特大だったんだよ。もともと魔法職やろうと思ってたんだからよかったんだけどな」

「何その適正!」

「まあまあとりあえず最後まで聞いてくれ。で、そのまま職業を選んだんだが、明らかにレアっぽいのあったんだ。それが俺に向いてそうだったからそれにしたんだけど、その職業が魔法探求者マギカシーカーっていうんだ」

「へ~職業説明ってどんなの?」

「確か、魔法の真理を追い求めるもの。魔法について学ぶたび魔法に関する力が上昇だったはずだ。固有スキルは魔導。知ってるか?」

「知らないかな~。それにその職業だいぶレアだと思う。その情報ネットに書き込んだ?」

「いや、めんどくさくなるだろうからやってない」

「うん。それでいいと思う。下手に情報出すとお兄ちゃんが大変になるから。あとそれ知ってるのは?」

「今のところ凛華だけだ。もうちょっとしたら元にも話そうとは思うが」

「信用できる人だけにしといほうがいいよ」

「そのつもりだ。それで、集まったらパーティー組んで狩りにいかないか?」

「う~ん、向こうで決めていい?友達と話してからで」

「わかった。それだけだ」

「ところでお兄ちゃんこれからなんか用事ある?時間なるまで暇だからあそぼ?」

「いいぞ」


俺が返事すると凛華はいろいろ取り出してきた。リバーシや将棋、トランプとかいろいろ。

「最初はリバーシかな」

「かかって来い、負かしてやるよ」

そういって凛華と遊び始めた。


「あ~もう!何でそんなに強いの!」

何回か対戦した結果がこれだ。7回ぐらいやったか。俺の全勝だった。

「まだまだだな。で?まだやるか?」

「むぅ。次はトランプで勝負だ!」

「スピードでいいか?」

凛華がうなずいたので、スピードの準備を始める。


「5回やろうか」

スピードをはじめる。最初Jorkerが2枚出てきて、順調に勝った。Jokerのあるほうを選んだから、また勝った。そんなかんじのを5回繰り返した結果、

「お兄ちゃん強すぎるよぉ」

と、涙目になる妹がいた。本気も出してなかったし、手も抜いたはずなんだがなぁと思いながら、トランプを片付ける。

「これなら凛華だって勝てるだろ」

そういって取り出したのは、仁天堂ジンテンドーのDNと、ポクモンのソフトだった。

凛華は一時期これにはまり、かなりいいポクモンをそろえていたから大丈夫だろう。

電源をつけ、ポクモンセンターで、対戦の準備を整える。

「今度こそは負けないもん」

対戦を開始する。凛華のポクモンは、全員伝説ポクモンで、俺のポクモンは、初期の3体最終進化と、伝説ポクモン2対そして映画でもらったヒカチュウだ。全員99レベだ。最初俺が優勢だったが、凛華が、こちらを押してきて、最終的には、ヒカチュウ一体Vs伝説ポクモン2対というどうやっても勝てない状況になり、結局負けてしまった。

「やったぁ!」

凛華が喜んでいるところで、母さんが呼ぶ。

「二人ともご飯できたよ」

ちなみに昼食は冷やし中華だった。


昼食の冷やし中華を食べた後、CWOのサービス開始の10分前くらいまでテレビを見て過ごす。

時間になるとテレビを見るのをやめ、CWOをするために部屋に戻った。

「じゃあ教会に、二時に会おうな。遅れたらスマン」

「りょーかい!じゃねお兄ちゃん」

そういって部屋に戻り準備を始める。サービス開始まで後5分。

VRギアをかぶりベッドに寝る。

―――3,2,1「connection start!」




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