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激闘

駆け出した俺に向かってもたげた鎌首を振り下ろしてきた。

「シャァー!!」

巨体ながら凄いスピードで振り下ろされる攻撃だが、ホワイトダガーを装備して横っ飛びで何とかかわす。

「速いっ!」

(ホワイトダガーが無かったらやばかった・・・ありがとうジャンプラビット!)

ズドンとそのまま地面を抉りながらも止まらないポイズンサーペント。しかしすぐに反転は出来ないようで、その隙に切りかかる。

「せいっ!!」

その身に一閃、刃を走らせるが

(な!?硬ってぇ!!)

ホワイトダガーは深くは刺さらずに、巨木をへし折る程の強靭な筋肉に阻まれた。

浅く傷は付くがポイズンサーペントはまったく気にしていないようだった。

ようやく反転を終えたポイズンサーペントは再び鎌首をもたげ振り下ろす。


それからも何度も攻撃を回避しては切りかかるが、殆どダメージが入っていないようだ。

「はぁはぁはぁ、硬すぎだよお前!」

「シャー!!」

「くそっ!」

転がりながら何とか回避する。

ホワイトダガーではまともなダメージが入らないので、ツヴァイヘンダーに交換して切りかかると、ズザッと確かな手ごたえで深く傷つけることが出来た。

「よっしゃぁー!!」

喜んだのもつかの間

「シャァァァァァ!!」

ダメージが通ったことで怒ったのか、奴は尻尾ででたらめに攻撃してきた。

バン!バン!バン!と高速で振り出される尻尾。全身を使った突進よりは攻撃力が落ちる。しかし一回一回の攻撃が速く、何とか回避していた俺だったがズバン!と腹に当たってしまう。

「ぐわぁ!!」

ズザーっと吹き飛ばされる俺。

「うおぇ!」

ビシャビシャっと嘔吐してしまう。見ると血も混じっていた。

(やべぇな、ツヴァイヘンダーなら切れるけど回避しきれない。かといってホワイトダガーじゃ傷つけられないし・・・)

考えていた時間は一瞬だったが、その一瞬が命取りだった。

見ると既に鎌首をもたげている奴がいた。しかし、今までとは違ってガバッと口を大きく広げたかと思うと、牙から透明な液体を飛ばしてきた。

(やばいっ!!)

慌ててホワイトダガーに換えて飛びずさるが一瞬遅かった。

足に液体がかかる。量はそれ程でも無かったがジュっと音がして激痛が走る。

「っつ!がぁー!」

痛みに倒れそうになるが何とか持ち直し、一旦距離を取る。


「いっつぅ~!」

岩場に隠れ足を見ると、火傷したように真っ赤になっていた。

(くそっ!毒か・・・)

後ろから奴が迫ってくる気配があった。休む間もなく痛みを我慢して走り出す。

数瞬後にズドンと先ほどまで居た岩場が抉れる。

「シャー!!」

(機動力も潰されて、更に毒か・・・やべぇなこりゃ)


その後も何とか回避しながら倒す方法を考える。

「はぁはぁ、くそっ!」

ごろごろと転がりまわる。足の感覚が殆どなくなってきていたが、それでも何とかかわしていた。

しかし、急に頭がクラクラとして駆け出そうとした足をつんのめらせズサッと倒れてしまう。

(やばい、毒も回ってきたか)

ポイズンサーペントは既に勝利を確信してか、倒れた俺にゆっくりと近づいてくる。


震える足を押さえつけ何とか立ち上がる。

「はぁはぁはぁ・・・」

ゆっくりと鎌首をもたげ、俺を見下ろすポイズンサーペント。

(こんな所で負けれないんだ俺は!)

ホワイトダガーからツヴァイヘンダーに換えて構える。

チロチロと舌を出していた奴だったが、遂にガバッと大きく口を拡げて、俺を捕食しようと鎌首を振り下ろした。

「うおぉぉぉぉぉおおおおおーーーー!!!!」

全身全霊で振り下ろした剣だったが、このままでは一瞬遅く届かない。

世界がゆっくりになり、徐々に近づいてくる大きな口がよく見えた。

(負けれない!負けれないんだ!ありったけをこの一撃に!!)

更に思いをこめると身体の底から力が湧き出してきた。

(え!?・・・これなら!!)

より力強く、より鋭く剣を振り下ろす。ゆっくりだった世界がよりゆっくりに見える。

さっきまでは一瞬届かなかった剣だったが、奴の牙よりも速く届いた。

突っ込んできていたポイズンサーペントはその勢いのまま刃にぶち当たり、ビチャビチャと血と内臓をぶちまけながら真っ二つになって死んだ。

『条件を満たしたため、新たな武器が選択できます』


「はぁはぁ・・・なんとか倒せた。けどさっきの力は何だったんだ?」

最後の最後に溢れ出した力について考える。

(あ、勇猛!)

そしてツヴァイヘンダーのアビリティの勇猛の効果を思い出した。

(あれが逆境時の全身体能力強化か・・・どうせならもっと早くに出てくれば良かったのに)


溢れ出していた力だったが、ポイズンサーペントを倒してから徐々に元に戻ってきていた。

すると、先ほどまでは忘れていた痛みや毒による全身の怠さもぶり返してくる。

「やばい、またクラクラしてきた・・・」

「もう行かないと」

何とか身体を起こして歩き始める。

(早く森を出ないと)


どれ程歩いただろうか。既に周囲は暗くなっていた。

剣を杖代わりにしてやっと進んでいた俺だったが、遂に限界が訪れた。

ドサッとその場に倒れこんでしまう。

「はぁはぁはぁ・・・・」

毒の為に意識も朦朧としてきていた。

(もう・・・動けないかも・・・)

徐々に意識が遠のいていく。

ガサガサガサ・・・・

意識を手放すその瞬間、茂みの中から何かが近づいて来ているのを感じた。


※現在の武器一覧

[銅の剣:選択▽]

永続:鑑定

   自然治癒強化 C

   勇猛

攻撃力:10

アビリティ:鑑定(MAX)

      自然治癒強化 C(MAX)


[ツヴァイヘンダー:選択▽]

攻撃力:35

永続:鑑定

   自然治癒強化 C

   勇猛

アビリティ:筋力強化 B(85.3/100)

      耐久力強化 C(72.8/100)

      勇猛:逆境時、全身体能力強化。(MAX)


[チョッパー:選択▽]

攻撃力:18

永続:鑑定

   自然治癒強化 C

   勇猛

アビリティ:解体

      嗅覚(85.6/100)

 

[ホワイトダガー:選択▽]

攻撃力:8

永続:鑑定

   自然治癒強化 C

   勇猛 

アビリティ:軽業師:体重が1/2に減少

      敏捷強化 C(60.4/100)


New

[ヴェノムエスパダ:選択▽]

攻撃力:52

永続:鑑定

   自然治癒強化 C

   勇猛 

アビリティ:熱源探知(0/100)

     毒攻撃:刀身に毒が流れ続ける


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