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学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった  作者: 136君
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新歓でもう先輩たちは暴れ始める①

 新歓だ。ついに新歓がやってきた。


「どんな先輩たちなんやろな?」

「どーなんやろ?」


桜と学生会館で集合してから、指定された教室に向かう最中、俺たちはそんなことを話す。高校時代に部活に入っていなかった2人だから、先輩というものができるのが久しぶりなのだ。


「久志はどんな感じの人がいい?」

「ん〜、とりあえず喋りやすい人。そんで、活動方針がある程度自由な感じ。」

「私もそんな感じやな。」


まだ見ぬ先輩たちの姿に心を踊らせつつ、廊下を歩いていく。すると、教室から言い合うような声が聞こえてきた。


「私は許さないよ。ここで流すのがこれなのは。」

「あぁ、そうだろうよ。でも絶対にこれがいい。今はこれが熱いんだから。」


中から聞こえてくる男女の声。その声は単純に喧嘩しているようで、お互い考えている。そんな感じだ。


 扉の前で入りにくくなって立ち止まっているけど、俺たちの存在には全く気づかず、2人で同じPCの画面を覗いている。


「それなら、朱莉は何を流すんだ?」

「ここは王道のこれでしょ?これが嫌いな人なんて存在しない!」

「はぁ、またベタなところを。もうちょっとコアなとこをついてもいいんじゃないか?」

「最初からフルで行ったら引いちゃう人もいるでしょ?そこを考えてよ!」


言い合ってはいるが、はたから見たらイチャついているようにも見える。俺たちは空気となりその姿を見守っていたが、肩を叩かれた。


「あの2人、またやっているのか…」


先輩らしき男の人は、ため息をつきながら俺たちの横を通り過ぎる。ふわっと潮の香りがした。


「おいお前ら!後輩たちが引いてるぞ!」


声を荒らげてそう叫ぶと、2人は驚いたようにこっちを見て、PCを閉じた。


 女子のほうはボーイッシュな感じ。ブラウンのパーカーにデニムで、肩までで揃えた黒髪は、後ろでちまっとまとめられている。


 男子の方はいかにも真面目そうな感じ。モノトーンな服で青いチタンのメガネをかけている。髪はセンターで分けていて、ワックスで固められている。


「あのなぁ、いつも通りイチャつくんは勝手やけど、普通にお前らの空気、初めて見る人はびっくりするからな。気ぃつけろ!」

「「すみません…」」


そしてあとから来た人は、デニムのシャツに黒のパンツ。七三分けにした黒髪はワックスで固められていて、サングラスもしている分、ガラは悪く見えるが、そんな人大阪にもよくいたなぁと素直に受け入れられる程度。関西弁だから余計にそうなのかもしれない。


 いきなり濃い先輩たちと会ってしまったなと思いつつ、これから来るであろう同期のことも考えていた。

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