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勇者の二百文字日記  作者: ぱんなこった
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10月6日

10月6日 晴れ


 ノルートに入ろうとしたら追い返されたが、商人のおっちゃんが間を取り持ってくれた。おっちゃんには感謝してもしきれないが、頑なに名前を教えてくれなかった。

 王には会えた。ノルートの王はうちの王様よりも威厳があって、頭が固そうだった。なんだか偉そうだったので、つい手が出てしまい、俺は兵士から追いかけられる羽目になった。

 俺か聖剣を森に取りに行くと踏まれているだろうから、森にも近づけない。

 ごめん、おっちゃん。

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