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とある酒好き男の持論酒論

幻の飲み物

作者: 豊田楽太郎

思い返してみれば俺は子供の頃から酒を飲んでいた。


何?未成年の飲酒は禁止されてるって?


まあ落ち着け。


何も本物の酒を飲んでいた訳ではない。


俺が飲んでいたのは子供が合法的に飲める酒……


そう甘酒である!


子供の頃の俺にとって甘酒は年に数回しか飲めない幻の飲み物だった。


正月のあの日、酒好きの親父と祖父と甘酒で一杯やったのは子供ながらに良い思い出であった。


甘酒を飲む度に親父や祖父に近付けたような気になるんだ。


俺も大人になったんだなと……


しかしそんな俺の自信も彼らは打ち砕いてくれる。


酒好きの親父と祖父はノーマルの甘酒では満足できず、甘酒に大量の日本酒を注ぎ始めるのだ。


甘酒の日本酒割りと言ったところか。


俺も飲みたいと親父たちに懇願するが、子供にはまだ早いと言われ却下されるのだった。


甘酒の日本酒割りを飲む親父と祖父の姿を俺は指をくわえて見ていた。


あの二人が飲んでいた甘酒こそ俺にとって幻の飲み物だったのかもしれない。


俺は成人してから少しして甘酒の日本酒割りを試してみた。


うむ!旨い!


けれど口当たりの良さから飲み過ぎてしまい、悪酔いしてしまったのは俺の失敗談だ。


あの甘酒日本酒割りを豪快に飲んでいた親父と祖父はやはり偉大である!


とまあ色々語らしてもらったが、最後に一言言わせてほしい。


お前さんも成人しているのであれば一度試してみなされ。


甘酒の日本酒割りを!

少しでも面白いと思いましたら評価していただけると励みになります。

宜しくお願い致しますm(__)m

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