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第六話:初期ランク判定試験

「さぁ、今から初期ランク判定試験を始めるぞ。俺は試験官のグレイブ、Bランクの冒険者だ。よろしく頼む。最初にするのは・・・そうだな、そこの剣を持った黒髪男からにしよう」


 グレイブは赤髪のガッチリとした男。瞳も髪と同じく真紅色だ。最初に呼ばれたのは護である。


「それではこれからそなたのステータスを読み上げる。あっているか確認してくれ」




名前・・・マモル・シラヌイ

種族・・・人族


職業・・・剣の勇者 ランク:S


基本値

HP・・・6542

MP・・・242331(*100)


攻撃・・・646

防御・・・265

俊敏・・・961

知能・・・384


魔力・・・215438(*100)


成長値

Lv 0


HP・・・+0

MP・・・+0


攻撃・・・+0

防御・・・+0

俊敏・・・+0

知能・・・+0


魔力・・・+0


スキル・・・

近代魔法”火・光・白・付与”・剣術・鑑定・偽装・索敵・追跡


「あっています」

「やっぱり勇者だな。基本値が大きい」


 ステータスを調べる魔道具で称号は見れないのだ。因みにグレイブはあの三人が勇者だということを知っている。


「さぁ始めようか。コレならしなくてもいいと思うけどな。ルールは簡単。俺の初撃を防げばEランク、防げなければFだ」

「分かりました。ではよろしくお願いします」


 二人はちょうどいい距離、一歩踏み込めば相手の間合いに入る距離に立ち、剣を構えだ。


 グレイブさんは護が構えたところを見ると高速道路で走っている車にも追いつくようなスピードで突進していった。それを護は新幹線くらいのスピードで跳ね返した。


「・・・はぁ?」

「ふふ、王城での訓練のときも兵士の人を跳ね返していたわ」

「てかグレイブさんは大丈夫なの?」

「大丈夫だろ。自力であそこまでスピードが出せるんだから耐えられねーとな」


 (異世界マジパネ―。元の世界であんなにぶつかったら即死ですよ。即死。)


「じゃあ次はそこの女子だ」

「分かったわ」


名前・・・リカ・フクミツ

種族・・・人族


職業・・・魔法の勇者 ランク:S


基本値

HP・・・4512

MP・・・526543(*1000)


攻撃・・・542

防御・・・421

俊敏・・・842

知能・・・642


魔力・・・521983(*1000)


成長値

Lv 0


HP・・・+0

MP・・・+0


攻撃・・・+0

防御・・・+0

俊敏・・・+0

知能・・・+0


魔力・・・+0


スキル・・・

近代魔法”風・水・氷・光・白”・魔法作成(マジック・クリエイト)・魔法言語理解・鑑定・偽装・索敵・追跡


「合っているわ」

「お、おう」


 グレイブが驚いたのは魔法作成(マジック・クリエイト)を見てだ。魔法作成(マジック・クリエイト)は特殊スキルで持っている人は1000万人に1人くらいの割合だ。


 それとは別に久志凪は魔力とMPの項目を聞いて驚いていた。


 (魔力とMPの桁が違う!?ヤバすぎないですか?そして僕超弱くないですか?不公平だと思います!)


「じゃあ始めるか」

「はい、もうこの状態でいいわ」

「ん?そうか?じゃあ遠慮無く」


 さっきの護の攻撃の影響か少しスピードが遅くなっているがそれでも車くらいはあるスピードでグレイブさんは突っ込んだ。


魔法障壁(マジック・シールド)


 そう梨花が呟くと梨花の前に半透明の大きな板が現れ、グレイブさんの攻撃を弾いた。


「あれは何だ?」

「魔力で作ったバリアみたいなものだよ」


 久志凪はいかにも魔法!!というものを見るのがエレーネの火球(ファイア・ボール)以来なので・・・


「オゥイッツベリーイセカイ?」


 と意味不明な事を言っていた。


「ふぅ、では次」

「了解っす」


名前・・・リク・ナカマ

種族・・・人族


職業・・・弓の勇者 ランク:S


基本値

HP・・・4623

MP・・・256351(*100)


攻撃・・・746

防御・・・452

俊敏・・・1546

知能・・・154


魔力・・・252151(*100)


成長値

Lv 0


HP・・・+0

MP・・・+0


攻撃・・・+0

防御・・・+0

俊敏・・・+0

知能・・・+0


魔力・・・+0


スキル・・・

近代魔法”雷・光・白・付与”・弓術・鑑定・偽装・索敵・追跡・遠目・暗視


「合ってるぜ」

「もうなんにも驚かん」


 とか言いながらグレイブは驚いていた。それは勿論俊敏のところを見てだ。


「そういえば俺防ぐ物持ってないんだが、どうすりゃいい」

「なら避けるだけでいい」

「りょーかい。もう始めていいぜ」


 グレイブは梨花と同じくらいのスピードで陸に突っ込んだが、それを陸は軽々と避けた。


「はいはい、知ってた。もうテンプレですよね」

「あれには私たちも追いつけないわ」

「よし、じゃあ最後のやつ」


 そしてとうとう久志凪が呼ばれた。

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