表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/28

第8話 罪な者


 とある彼は部屋の椅子に座りスマホを操作しながらハァーと息を吐く。


 「僕はなんて罪な男なんだ…」


 画面に映し出すのは大勢の女性からのメッセージの通知音がひっきりなしに鳴る。


 「今日逢える?ご飯奢るよ!」

 「今日デートしない?ブランド品を買ってあげるからさ~」

 「今日オシャレなBARで飲みに行かない~?お金は気にしなくて良いから」


 こんな具合で彼のスマホの画面には女性からの猛アピールが続く。


 「僕は1円も使っていないのに、レディを魅了してしまうんだ…。はぁ~罪な男だな~」


 画面から目を離すと彼は先程、帰宅した際にポストから取り出した大きな封筒を開く。


 「…?これはこの前、レディと朝までコースを共にした写真か。ここまで送るとは…とんだ構ってちゃんだな」


 彼は女性と共に過ごした写真を見つめると、折りたたんだ紙に気付く。


 「ん…?この後ろにある折りたたんだ紙はラブレターか?このご時世に、手紙で愛を伝えるとは…」


 彼は口角をあげ微笑みながら紙を開く。


 「不貞行為により、慰謝料400万を請求する」


 彼は慰謝料を請求され、本当に罪のある男になってしまった。

ナルシストの男性を執筆したら

結果的にこうなってしまいました…w

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ