第24話 バトルする猫
ご主人様が留守の中、2匹の猫は日の光に照らされている部屋で身体を丸くしスヤスヤと寝ていた。
三毛猫のミケは目を薄っすらと目を開け窓を眺める。
ミケ (ん…。太陽が低い位置にある…。ご主人様がそろそろ帰ってくる頃かも)
三毛猫のミケは大きなあくびをし起き上がるとふと目の前で丸くなっている黒猫のクロと目が合う。
ミケ 「にゃ~お(何見つめてんだよ。クロ)」
クロ 「にゃ~~(うるせぇ。お前こそこっち見てんじゃねえよ)」
ミケ 「にゃ~~~お?(んだとコラァ?いつも俺様の大好きなカニ味のち〇おちゅーるを食いやがって)」
クロ 「ニャニャ(ふんっ。早い者勝ちだろ。お前は一生まぐろ味でも食ってろ)」
ミケ 「ニャニャニャニャニャ!!(テェンメェ!!いっつも猫じゃらしにすぐ手を出すんじゃねえよ!狩りのど素人が!)」
クロ 「にゃーお!ニャニャニャ!(テメェこそ俺様の大好きなご主人様の膝の上に長時間座ってんじゃねぇよ!!座れねぇだろ!)」
ミケとクロは猫パンチの取っ組み合いになり激しいバトルへと移行していると、玄関の方から足音が聞こえ手がピタリと止まる。
「ただいま~~!ミケ!クロ!」
ミケ 「にゃ~(おかえり!ご主人様!)」
クロ 「にゃ(おかえり!ご主人様!)」
2匹は尻尾を上にピンとあげご主人様の足元で頬をスリスリする。
主人が留守の間、猫はこんな事をしているかもしれませんね!
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