表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23/28

第23話 奪い取るカラス


 とあるカラスは木の上で人が行き交う光景を眺めていた。


 「今日の戦利品は―――」


 カラスは行き交う人々をマジマジと見つめる。


 「あのキラキラと輝いたダイヤの宝石…!俺様が貰い受ける!」


 信号を渡るある女性に狙いを定めるとカラスは羽根を広げ飛ぶ。


 カラスは接近すると女性が身に着けているダイヤのネックレスをくちばしで奪い取り空の方へと飛んで行く。


 「このカラス~~!!」


 ダイヤのネックレスを奪い取るとカラスはくちばしで木の上に作った自慢の巣の中へ入れていく。


 「人間は飛べないから楽勝ー!次は―――」


 カラスは再び行き交う人を見つめる。ホットドックを持ち食べ歩きをする男性に狙いを定める。


 「俺様は腹が減った!俺様が貰い受ける!」


 カラスは狙いを定めると羽根を広げ男性が持っていたホットドッグを奪い取る。


 「あ!俺の好物が~~!」


 ホットドッグを奪われ男性は空で飛ぶカラスに怒りの声をぶつける。


 「人間は空、飛べないからな~!カカッ!」


 カラスは気にもせず巣に返ると人間から奪ったホットドッグをくちばしで突き喉に通す。


 「か、か、か、か、か……辛い~~~~~~~!!!!!」


 ホットドッグに塗られていたソースは激辛ハバネロソースでカラスは口の中から火が吹き出す勢いで苦しむ。


 「ニンゲン…コワイ…」


 その後、カラスは暫くの間、人間が怖くなり巣に引きこもった。

激辛を食べてしまったカラス君のお話でした。

現実でもカラスって激辛の食べ物を食べたことってあるんですかね…?

読んで頂きありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ