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第15話 からあげ弁当にこだわる者


 とある彼はスーパーで購入したからあげ弁当をテーブルの上へと置く。


 「全く!最近の若者は…。態度がなっとらん!」


 彼はスーパーで働く従業員の態度に不満の言葉をブツブツと話すと、からあげ弁当を開けようと容器に触る。


 「この弁当―――ついこの前までからあげが5個だったのに4個しか入ってないぞ!?しかも備え付けのレモンも無いし大好きなポテトサラダがマカロニサラダに!?これを機会にふざけた店員の態度も含めて〇〇スーパーの店員にガツンと言ってやろう!」


 彼はからあげ弁当を手に持つと近所の〇〇スーパーへと向かう。〇〇スーパーへと辿り着くとふと目の前に女性の従業員が通る。


 「おいっ!この弁当、からあげいつもより1個少ないぞ!!備え付けのレモンも無いし、ポテトサラダのはずがマカロニサラダになっているぞ!?店員の態度もなっとらんし、〇〇スーパーの教育はどーなっとるんだ!?」


 女性従業員は彼の怒鳴り声に身体をビクッと反応し振り返る。そして、からあげ弁当を恐る恐る見ると


 「このお弁当…〇〇スーパーのでは無く、隣の隣にある✕✕スーパーのですね……」


 女性がボソッと呟くと彼は顔を赤くし、無言で逃げるようにその場を去っていった。

墓穴を掘ってしまいましたねw

でも、からあげは美味しい!

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