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転生したら伯爵令嬢~恋愛偏差値マイナスだけど優秀な部下(婿)を捕まえたい~  作者: 塩豆大福


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92話


社交のハイシーズンと結婚式の為、ティナの結婚式が終わるまでタウンハウスに滞在するわ。


部屋の改装も終わって、カントリーハウスの部屋と似た感じ。でも夫婦の寝室はすでに使えるようになっていたわ。カントリーハウスは不在の間に整えられるそうよ・・・。


リュドと一緒にカーテンとかを選ぶのは楽しかったわ。滞在するのは春から夏だからアイボリーとグリーンで爽やかな感じにしたわ。


カントリーハウスは家政婦長のアネットとサラから青系はダメだとか色々と言われたわ・・・これも授かりやすさに繋がるみたい。


リュドは好きにして良いって言うから、面倒くさくなって落ち着いた感じでって2人に任せたわ。私とリュドの好みは分かっているから大丈夫だと思うけれど不安だわ・・・。


湯浴みも済ませて部屋を見て回っていると。


「サラ、続き扉の鍵が開いているわよ?」

「もう間もなくですから、お2人を信用して鍵をかけておりません」


という事は寝る前にリュドに会いに行ったり出来るのよね?


結婚したらクマのヌイグルミはどうしようかしら?本人が隣に居るのに抱いて眠ったら駄目よね・・・毎日一緒に眠っているから無くても眠れるのかわからないわ・・・。


ヌイグルミを抱えて寝室を覗きながら考えているとリュドの方の続き扉が開いた。


「あれ?リリの方も鍵空いてるの?」

「サラがもうすぐだからって・・・」

「じゃあ、寝る前に少し話そうか」


リュドがソファに座って手招きする。ちらりとサラを見るとガウンを着せられた。寝室へと入り、リュドの隣に座る。


「そのヌイグルミ大事にしてくれているんだね」

「毎日一緒に眠っているもの」

「そう」


頷くと微妙な顔をされたわ。何故かしら?


「リリに贈ってから毎日?」

「最初の頃は毎日では無かったけれど・・・そうね。リュドの香りがするから安心するの・・・」


ちょっと恥ずかしいわ・・・でもリュドの香りがするから、本当に安心してよく眠れるのよね。


「自分で贈ったけれど・・・ヌイグルミが羨ましいよ」

「ふふ、ヌイグルミよ?」

「ヌイグルミでも羨ましいの」

「リュドはたまに子供みたいな事を言うわね」

「リリの事になると心が狭いんだ」


しばらくお喋りをしていたら眠くなってきて部屋に戻されたわ。眠る前に少しだけお喋り出来るのは嬉しいわね。




*****




年明けから始まった妊活と美肌メニューにそろそろ飽きてきたわ。マッサージもまた痛いやつよ。デスクワークのせいかデビュタントの時より痛い気がするわ・・・。


ちなみに飲み物もコーヒーは朝の1杯のみ。紅茶はティータイムのみ。後はひたすら果実水や美容に良い飲み物よ・・・焼き菓子と合わないからフルーツをよく食べるようになったわ。


誰かカフェインレスの紅茶とコーヒーを売り出してくれないかしら?


「リリ。そんなにゆっくり飲んでたら、コーヒーが冷めちゃうよ?」

「だって・・・朝しか飲めないんだもの・・・」

「あまり無理しなくても良いと思うけどなぁ・・・」

「アネットとサラを説得してくれる?」

「ごめん・・・絶対に勝てない・・・」


そうね・・・あの2人には勝てないわ・・・。授かるか慣れるまで諦めるしか無いわね。




*****




今夜はデビュタントの夜会。


ライトブラウンのお揃いの衣装を着て出席する。婚約して2年でたくさんのドレスとパリュールを仕立てから、正直しばらくは仕立てたくないわ。


対面を保つためにドレスだけは、流行のデザインを多少仕立てるけれど、あまり着ていないものは王都にいる間にマダムにリメイクしてもらう予定よ。


「この夜会はリュドに初めてエスコートをして貰ったから思い出深いわ」

「そうですね。あの時は正直想像もしていなかったのですが」

「私もよ。リュドと結婚する事になるなんてとっても不思議な感じ」


本当に不思議。誰かを好きになるなんて思っていなかったし、その相手からも好かれ婚約するなんて・・・。リュドが貴族で優秀だったから何の問題も無くここまでこれたわ。


両親も望んでいたとはいえ、何か1つでも足りなければきっとリュドとは結ばれなかったわ。


挨拶回りを済ませダンスを踊ると、いつも通りデザートの所に休憩に行く。先にサミュエル様達が来ていた。


「サミュエル様、カティ様、お久しぶりです」

「2人共、久しぶりだな。リュドとは領地で会ったけどな」

「サミュエルとは川の事で時々顔を合わせますからね」

「リリ様お久しぶりね。結婚式が楽しみだわ」

「カティ様みたいにブーケを投げたいですわ」

「リリの腕力だと投げるのは無理だから・・・諦めようね」

「風魔法で投げるわ・・・」


スキルで鉄アレイ1kgを出して鍛えようとしたけれど、持ち上げられず諦めたわ・・・。


ティナ達も合流していつものお喋りを楽しむ。


「魔道具で話すのも良いけれど、やっぱり会って話すのが1番だわ」

「僕だけ1人で話しているからちょっと寂しいよ」


結婚するまでは普通は一緒に住まないものね。私とリュドが少し特殊なのよ。


「夏までの我慢だな。それと皆に報告がある」

「ふふ、私達授かりましたのよ」


珍しくエンパイアドレスを着ていると思ったけれど、カティ様が懐妊されたなんてとっても嬉しい報告だわ!


結婚して1年以内に授かる方は半分程だもの。


「カティ様おめでとうございます」

「私、叔母さんになるの・・・?」

「サミュエルおめでとう」

「父親になるのも1番かぁ・・・」


照れているサミュエル様とか珍しいわね。


「リリ様とティナの結婚式は出席するけれど、社交はしばらくお休みよ。ハイシーズンはタウンハウスには居るからいつでも会いに来てね」

「予定を確認してお手紙を書きますわ」


久しぶりの再会は幸せな報告で、更に楽しい時間となったわ。



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