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転生したら伯爵令嬢~恋愛偏差値マイナスだけど優秀な部下(婿)を捕まえたい~  作者: 塩豆大福


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9/99

08話


冬に近づいて朝晩かなり冷えるようになってきたわ。


朝窓を開けるとキンと冷えた空気で目が覚めるの。魔道具で邸の中は快適な温度に保たれているけど、朝は換気をしないと何となく気分が良くないわ。


普段は果実水を飲むけど、寒い時期だけは朝の支度中に紅茶を入れてもらうの。前世の記憶がハッキリした5歳の時はコーヒーが恋しかったわ。


一応この世界にもコーヒーはあるわ。お父様が飲んでいるのを見て私も入れてもらったけど・・・入れ方が違うのかしら?コーヒーの粉が混ざっていて飲めなかったわ。


お父様は苦くて飲めないと思い笑っていらしたわね。その後で粉が底に沈むのを待って上澄みを飲むのが正しい飲み方だとサラが教えてくれたわ。


コーヒーフィルターを誰か開発してくれないかしら?




*****




「お嬢様、少しお顔が赤いですね」

「そうかしら?」

「風邪だといけませんから、朝食の後お医者様に診ていただきましょう」

「わかったわ」


サラが心配してミルク粥とフルーツの朝食。少し物足りないわ。部屋に戻り我が家の専属お爺ちゃん先生の診察を受ける。「今年こそ弟子に引き継ぎ引退する」が口癖よ。


「風邪ですね。薬を出しておきますから治るまでダンスと乗馬は禁止ですよ。安静にしていないと酷くなりますからね」

「ちゃんと大人しくしておくわ」


乗馬禁止は悲しいわ・・・。でも自覚するくらいに熱はあるわね。結局、他の授業も風邪が治るまで中止になってしまったわ。


「サラ、ずっと付き添っていなくても大丈夫よ」

「お嬢様が大人しくベッドで過ごされれば安心なのですが」

「寝込むほどじゃないわ。薬を飲んで気分も良いもの。ただ暇なのよね」

「暇だからとフラフラ歩き回りそうで心配ですわ・・・」


付き添いじゃなくて監視なのね・・・。


「何か部屋で出来る事は無いかしら?」

「そうですね、刺繍など如何ですか?」

「刺繍・・・」


刺繍は淑女の嗜みだからちゃんと出来るわよ。でもね、すぐ飽きるのよ・・・それなら読書の方が良いわ。


「読書にしようかしら?」

「お部屋で読むのなら良いでしょう」


ケープを羽織らされて図書室に向かう。屋敷の中は魔道具で快適な温度に保たれているのに・・・。サラって意外と過保護なのよね。




*****




数冊の魔法書と小説を持って部屋に戻った。小説は普通の令嬢らしさを学ぶようにとサラに渡された恋愛小説よ。推理小説が良かったわ・・・。


諦めてネグリジェに着替える。この格好なら出歩かないってわかって貰えるわ。ベッドに入りクッションを背に入れて貰う。


「読み疲れたら休むから付き添っていなくても大丈夫よ。もし気分が悪くなったらちゃんとベルを鳴らすわ」

「わかりました。無理はいけませんよ」

「ええ。約束するわ」


やっと1人になれたわ。心配してくれるのはとっても嬉しいけどね。


恋愛小説を1番下に本を積み魔法書を手に取る。実践授業になって座学で学んだ事を結構忘れている事に気が付いたのよね。きちんと復習しなくちゃ。


そういえば毎日魔力操作をしているけど、魔力量はどのくらい増えたのかしら?専用の魔道具が無いとわからないのよね。こういう時にゲームみたいに「ステータス」て言ったら・・・出たら便利って・・・出たわ。


え?どういう事?この世界ではステータスが出るなんて聞いた事がないわ。私が「転生」したからなのかしら?「転生」したって気づいた時にこういう事は試さなかったから気が付かなかったわ。



*ステータス*

名前:リリアンヌ・アルトワ(13)

職業:伯爵令嬢

HP:1300/1183

MP:10800/10800

適性:風/水/光

スキル:創造

状態:風邪

装備:ー

武器:本



あまりゲームをした事は無いけどステータスってもっと色々書いてあるんじゃなかったかしら?


「あっ・・・HPが1減ったわ。風邪のせいね」


洗礼だと適正と魔力量しか出ないから面白いわ。


体力は平均なのかしら?魔力量は思ったより多いわ。適性も洗礼の時に無かった光が増えているわね。適性って増えるものだったかしら?でも光魔法に適性があるのは嬉しいわ。頑張れば上級まで回復魔法を覚えられるもの。


この世界の魔法属性は火、風、水、土、光、闇の6つ。更に上位属性と特殊属性があるわ。


魔力量は成人を迎える15歳で平民は1000前後。3000あれば多い方。5000なら魔術師ギルドがスカウトに飛んでくるわ。貴族は平均10000前後。13000あれば王宮騎士団クラス、15000あれば王宮魔術師団の試験が受けられるわ。


魔力操作で増えるのは15歳までと言われているの。後は魔法を使って増やすしか方法は無いわ。練度が魔力量と比例すると言われているわね。


「スキルってこの世界では聞かないわ・・・」


創造って言葉通りなら何でも作り出せるのかしら。もしかしてステータスもこのスキルで出たのかしら?というか本って武器なの?鈍器の扱いになるのかしら?本が武器判定なのにネグリジェは装備にならないのは何故かしら?


ステータスもよくわからないけど、スキルで何が出来るのか試して確認しないと。数日は暇だし丁度良いわね。



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