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転生したら伯爵令嬢~恋愛偏差値マイナスだけど優秀な部下(婿)を捕まえたい~  作者: 塩豆大福


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24話


あの後、眠ってしまったみたいね。鎮痛剤が効いたのか眠ったのが良かったのか頭がスッキリしている。


「サラが着替えさせてくれたのかしら?」


いつの間にかネグリジェに着替えさせられ、ちゃんとベッドに寝ているわ。皆にも嫌な態度をとってしまったわね・・・。


ベルを鳴らすと近くに居たのか、すぐにサラが来た。


「お嬢様、お加減は如何ですか?」

「もう平気よ。ありがとう」

「何かお召し上がりになりますか?」

「簡単なもので良いわ。食べたらまた眠るから」

「畏まりました」


本当は湯浴みをしたいけど、20時を過ぎている。遅くなると皆も休めないわ。明日の朝お願いしましょう。


そういえば、このブレスレットつけている感覚が無いわね。すでに魔力補充が終わったのかステータスで見ても魔力は減らない。


「魔力補充がゆっくり過ぎて気にならないのかしら?」


生活で使う魔道具は色々使っているけど身につけるのは初めてだから興味が湧くわね。学園で魔道具の授業とかあるのかしら?




*****




翌朝、目が覚めカーテンを開けると丁度朝日が差してきた。窓を開けると冷えた朝の空気が入ってくる。少し寒いけど新鮮な空気は気持ちがいいわね。


しばらくしてサラが入って来た。


「お嬢様、おはようございます」

「サラ、おはよう。湯浴みをしたいのだけど良いかしら?」

「では、準備致しますね」

「お願いね」


温かい湯船につかると体の力が抜け、サラに髪を洗ってもらう。


「昨日はごめんなさい」

「お気になさらずに。お加減は如何ですか?」

「大丈夫よ。でも・・・サミュエルお兄様には失望したわ。私情を挟むなんて・・・」

「お嬢様のお手本ですからね」

「そのはずだったわ・・・でも皆にも嫌な態度をとったわね・・・」

「心配は致しましたが昨日のお嬢様など可愛いものですわ」

「そうなの?」

「ええ。周りに当り散らす等もよくある事ですから」

「そんな事しないわ」

「ええ。そうですわね。今日は天気も宜しいですからグリーズと出掛けられては?」


グリーズとお出掛けは良いかもしれない。でもメルを置いて行くのは可哀想な気がするわ。


「魔道具の使用確認もしませんと。いざと言う時使えなくては困りますからね」

「そうね。教えて頂いた街道を外れた森が良いかしら?自然の中はやはり馬が喜ぶそうなの」

「では、そのように手配致しますわ」


バスルームから出て身支度を整え朝食へ向かう。




*****




「リュド、メル、おはよう」

「「お嬢様、おはようございます」」

「昨日はごめんなさい。もう大丈夫よ」

「「はい」」


食事の後、使用人の皆に声をかけながら支度に戻った。メルに邪魔にならない様に髪を編み込んでもらい、乗馬友達から教えてもらった事をまとめたノートを確認する。


「メルは邸に残って緊急事態を受ける練習よ。今日は執事のクリスと家政婦長も立ち会うわ。お父様の使っている物とは違うから。始める前に話しかけるわね」

「畏まりました」

「じゃあ、行ってくるわ」

「行ってらっしゃいませ」


ワインレッドの乗馬服を着せてもらい防寒をしっかりされると、サラとリュドの3人で森へ向けて出発する。


馬車や人が通ってもグリーズは落ち着いて歩いて行く。場所を覚えたら行き先を言うだけでグリーズは行けるようになりそうね・・・馬って知能はどのくらいなのかしら?


街を抜けゆっくりと駆け足になる。徐々に速度を上げ街道を走る。


「サラと領地の庭しか走った事が無かったから気持ちがいいわね」

「そうなのですか?」

「リュド、私はこう見えても箱入りのお嬢様なのよ。社交で王都に居るのはハイシーズンの3ヶ月だけ。ティナはいつも私より2ヶ月程長く狩猟前まで居るのに・・・。邸に招いたり招かれたりもティナ以外は両親のどちらかが一緒よ。そのかわり領地に帰ったら敷地内なら比較的自由だし不満は無かったけど」


リュド、何だか物凄く驚いてるわね。


「あまりタウンハウスでお嬢様を見かけないとは思っていましたが・・・」

「ふふ、過保護よね。でも今年からは自由だから楽しみなの」


街道の途中にある細い道を進むと森が見えてくる。速度を落とし森の中を進む。歩きながら周りを観察する。


「人の手が入っているのね。あれが湖かしら?」

「少し見て来ます」


リュドが先行し安全確認に行く。手を振っているから大丈夫そうね。


「専属を増やして良かったわ。サラの負担が減ったもの」

「ふふ、そうですね。お嬢様もリュドやメルと打ち解けられた様ですね」

「サラの選んだ人に間違いはないもの」


森の中の湖はキラキラと湖面が輝き、とても美しく落ち着く場所だった。邸からは1時間半くらい。ゆっくり来たら2時間かしら?


「素敵な所ね。グリーズ達も気に入った?」


ご褒美の角砂糖を与え馬達を自由にする。湖の周りには簡単に加工された木のテーブルとベンチのセットがいつくか置かれている。


布がテーブルと椅子にかけられ、お茶の用意がされる。


「お嬢様、こちらへお掛けください」

「こんな場所でティータイムなんて贅沢ね。そういえば、リュドは馬に乗り慣れているわね」

「出かける時も辻馬車より馬の方が楽なので」

「そうなのね。でもリュドが居たら護衛が要らないのはビックリしたわ」

「お嬢様を守れる事も人選の理由ですわ」

「サラが言うのならリュドはかなり強いのね」


細身に見えるけど実は筋肉が凄いのかしら・・・?


「お嬢様、その手は何ですか?」

「細身だけど実は筋骨隆々なのかと・・・」

「触って確かめよう等とはしたないですわよ!」


まだ触っていないのに怒られたわ。リュドは笑っているから腕くらい駄目かしら?でも触ったらセクハラ?



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