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転生したら伯爵令嬢~恋愛偏差値マイナスだけど優秀な部下(婿)を捕まえたい~  作者: 塩豆大福


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16話


仮縫いの為に今日から10日間タウンハウスに滞在するわ。


サラからスケジュールの説明を聞きながら仮縫いに使うホールを覗いた。衝立が立てられてる・・・トルソーが多すぎない?積み上げられた箱は何かしら?


「明日からイブニングドレス、アフタヌーンドレス、ワンピースと順番に仮縫いを行います」

「学園に入学するとワンピースもたくさん必要なのね」

「週4日は学園ですからね」

「横乗りが出来る様になったから乗馬用のドレスを仕立てたいわ」

「お嬢様は本当に乗馬だけは積極的ですね・・・」

「好きな事だもの仕方ないわ」

「では、追加しておきますね」

「お願いね。でも・・・作りすぎじゃない?」

「お嬢様の予算はいつも余って潤沢ですので問題ありません」


だって領地に居たらドレスなんてほぼ着ないわ。本当は朝、昼、晩餐と着替えなきゃ駄目だけど面倒くさいわ。何も無い日は朝から湯浴みまで普段着ワンピース。授業があればワンピースに着替えて、お客様が来たらドレスに着替える。


食事だって1人。両親と一緒の方が珍しいもの。着替える必要性を感じなかったわ。


社交に出ても出席が決まっているお茶会やパーティの半数のドレスで十分。個人的にはもっと減らして着回したかったわ。でも少ないとお母様とサラに私の選ばないピンクやイエローのドレスを増やされたわ・・・。


ちなみに、この世界の1週間は6日。平日が4日、休日が2日。5週で1ヶ月。1年は12ヶ月で360日よ。




*****




朝が来てしまったわ・・・今日から仮縫いの日々が始まるのね。私を無視して着替えやすいワンピースを着せられたりと支度は進んだわ。


朝食が少なくてやる気が・・・頭の中でドナドナが流れてくる気がするわ・・・。


「ご機嫌よう、マダム」

「リリアンヌ様、ご機嫌麗しく。本日からよろしくお願い致します。まずはイブニングドレスをお持ちしました」


トルソーに着せられたドレスが並ぶ。前世のウェディングドレスみたい・・・。


「デザインなどは如何でしょう?」

「どれも素敵ね。アフタヌーンドレスと全然違うから新鮮ね」

「仮縫いですからデザインの変更も出来ますので気になる所があれば仰ってください」

「わかったわ」


流れるように衝立の向こうに連れて行かれるわね。それにしても・・・この露出は慣れないわ。足は出しちゃ駄目なのに何故上半身は良いのか不思議だわ。


「如何でしょう?」

「素敵ね。でも肌の露出が慣れないわね」

「デビュタント前のお嬢様方は皆同じ事を仰いますね。デザインは如何でしょう?」

「このドレスは好きね。淡いブルーからホワイトへの胸元から裾へのレースのグラデーションが綺麗だわ」

「夜会に出席される時はロンググローブをつけます。首元にはパリュールも。きっとすぐに慣れますわ」

「そうだといいわ」


結局ブルー、ラベンダー、グリーン、イエロー、ピンク、オレンジ、レッドと華やかなドレスが続いた。苦手な色のドレスはレースやシフォンが重ねられたり刺繍が施されアフタヌーンドレスより嫌じゃないわ。


「サラ、私イブニングドレスはあまり嫌いな色が無さそうよ。ブルーとラベンダーの4着は特に好きだけど」

「ご自分の好みがわかり良うございました」

「でも、デビュタントのドレスは真っ白で汚してしまいそう。緊張するわ」


デビュタントのドレスはシンプルな土台の状態。マダムの質問に答えながら私の好みをここから足していくそう。


「レースとシフォンはどうですか?」

「どちらも好きね。1つを選ぶならレースかしら」

「刺繍は如何でしょう?」

「繊細で素敵だと思うわ」


マダムが助手の皆さんに指示を出すと、白いレースやシフォンを持った皆さんに囲まれドレスに足されていく。


ボディ部分は上からレースが重ねられスカートにはシフォン。裾に刺繍の施されたものがピンで留められた。ウエストはサテンの生地で締められる。


「如何でしょう?」

「とても素敵だわ。サラはどう思う?」

「とても良くお似合いですわ」

「ではデザインはこの方向ですわね。ボディも刺繍でも良さそうですわね。あとはウエストのサテンの幅とシフォンをどのくらい重ねるか、裾の刺繍のデザインですわね」


決定かと思ったら決める事がたくさんあったわ・・・。


シフォンを重ねボリュームを決め、ボディを刺繍に変えてみたりレースに戻したり。ウエストのサテンは細身でも良さそうと言ったら幅広のサテンリボンを巻かれ、そこにダイヤや真珠を縫い付けるとマダムとサラが恐ろしい話をしていた・・・硝子で良いのよ・・・。


全体を見てシンプルすぎるとスカートのシフォンの刺繍は裾から上に向かってグラデーションで施される事になった。もう私は何も言わないわ・・・。


やっとワンピースに着替えほっと一息つく。果実水をごくごく飲んだわ。生き返る・・・。


「では各ドレスの詳細を詰めていきましょう」


デビュタントのドレスを含め何とか全てのドレスが決まったわ。ボディ部分がビスチェタイプが多くて慣れるまで時間がかかりそう・・・。


「リリアンヌ様は好みがハッキリしていらっしゃるから早く終わりましたわ。では、また明日伺いますわね」


マダムは笑顔で帰って行ったけど仮縫いが終わったのは夜遅く・・・休憩はあったけど10時前から始まって20時近い・・・。これが数日続くのかしら?



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