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転生したら伯爵令嬢~恋愛偏差値マイナスだけど優秀な部下(婿)を捕まえたい~  作者: 塩豆大福


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15話


やっと領地に帰れたわ。


お母様とサラが納得するまでワンピース、アフタヌーンドレス、イブニングドレス、それに伴う様々な物をたくさん注文したわ。デザイン画だから何を選んだのか全然覚えていないけど。


2ヶ月後に仮縫いで1度王都に行くのも面倒ね。今までは採寸データを元に仕立てて成長に合わせて微調整するだけだったから凄く楽だったのね。


グリーズに癒されに行こうかしら?横乗りの練習もしなくちゃ。お父様から許可も取れたんだもの。


ベルを鳴らしサラを呼ぶ。


「お嬢様、お呼びですか?」

「忙しいのにごめんなさい。グリーズの所に練習に行きたいのだけどサイドサドルの鞍は出来ているのかしら?」

「出来ておりますよ」

「サラは忙しいでしょ?護衛を連れて行くわ」

「畏まりました」


ブーツに履き替え手袋をつけ帽子をかぶせてもらう


「行ってくるわね」

「行ってらっしゃいませ」


そろそろ専属侍女をもう1人増やそうかしら?それとも卒業後を考えて執事見習いの従僕?サラの意見を聞いてから決めましょう。




*****




厩舎で久しぶりにグリーズに会った。


「グリーズ、帰るのが遅くてごめんなさい。今日からはドレスで横乗りの練習をするわ。付き合ってね」


サイドサドルは初めてポニーに乗った日以来ね。


「お嬢様、初めからグリーズで大丈夫ですか?」

「無理そうだったらポニーから始めるわ」

「畏まりました」


馬具をつけられているグリーズが何度もこちらを見てくる。「無理しなくていいのよ?」と言われてる気がするわ・・・。悔しいから絶対グリーズで乗るわ!


準備が終わり、踏み台を使い鞍に座る。高さは慣れたから大丈夫ね。


「高さは平気よ」


先生についてグリーズに指示を出す。グリーズ・・・不安そうに見ないで・・・。乗り方に慣れて軽く駆け足まで出来たらグリーズも落ち着いたわ。駆け足ができるようになったらグリーズの中では合格なのかしら?


「お嬢様、問題なさそうですね」

「ええ。でも乗り降りが1人ではちょっとね。それに慣れないせいか体も辛いわ。跨る方が安全だし楽なのに「はしたない」て言われるのよ」

「ははっ、それは仕方ないですよ」

「でも、これで来年グリーズと行けるわ。グリーズ。王都のタウンハウスの庭は、ここみたいに広く無いから自由にお散歩は出来なくなるわ。窮屈な思いをさせてしまうけど来年から一緒に来てくれるかしら?」


珍しく鼻を鳴らしてスリスリしてくれているわ。「当たり前よ」とか「仕方ないわね」と言われている気分だわ。


「王都に行くまでは一緒に庭をたくさんお散歩しましょうね」


はぁ・・・グリーズに癒される。アニマルセラピーは最高ね!




*****




数日の休息の後、授業も再開したわ。


学園の勉強はキリの良い所まで終わったら終了予定よ。社交デビューの年から始めて2年生の終わりの方までね。内容が一気に難しくなって思ったより進まなかったの。


しっかり勉強していない方達はきっと入学してから大変ね。


領地の勉強は学園に入ったら視察は行けなくなる。先生は「書類や資料から読み取るのも勉強ですよ」と言っていたわ。


少し前世の仕事に感覚が似ているけど資料は紙に手書きだから大変よ。皆が優秀だから助かっているけどパソコンが恋しくなるわ。最適な判断を下すのも難しくて、まだまだ出来ない事ばかりね。


はぁ・・・早くタウンハウスとカントリーハウスが転移陣で繋がらないかしら。魔術師の皆様どうか頑張って!まぁ・・・私はスキルで転移出来るけど。長距離は試した事は無いけど多分出来ると思うわ。


でもスキルには頼り過ぎないようにしなくちゃね。未亡人様の件は特別よ?ティナの為だもの。スパイごっこはちょっとだけ楽しかったけどね。


ちなみに無事に摘発されて捜査が進んでいるみたいよ。


そうそう、ティナが手紙で教えてくれたわ。噂の件でサミュエルお兄様が家族に謝ったそうよ。でもティナにはそっちの噂は教えていなかったから危ない事をしてって泣いたらしいの。


私の可愛いティナを泣かせるなんて・・・どうしてくれようかしら?


サミュエルお兄様にはカフェの期間限定ブレンドティーを年内は送る様にと手紙を書きましょう。アンドリュー様は王都での乗馬の時にティナを乗せてくれたら助かるわ。ティナはまだポニーなのよ・・・ティナに内緒でお願いしたら駄目かしら?


そして個人的な大ニュースは新発売された魔道具よ。なんと!コーヒーメーカー!


絶対前世の同郷が魔道具組合に居るわ!知ったその日に買ってもらったの。前世のコーヒーと変わらなくて感動して思わず泣いたわ・・・これを作った方とお友達になりたい。


「お嬢様、そんなにコーヒーを飲めるようになりたかったんですね」と微笑ましそうにサラに言われたけど甘んじて受け入れたわ。


最近は朝食の後に毎日飲んでいるの。でも私まだ子供舌なのよ・・・ブラックが苦くて少しずつミルクと砂糖を減らして慣らしているわ。


パティシエがそんなに好きならってコーヒー味のクッキーやケーキを作ってくれたの!これがホットミルクと合うから余計に子供化したわ。美味しいから食べるけど・・・。


使用人達からは「ブラックで飲もうと頑張るお嬢様可愛い」という微笑ましい目で見られているわよ。


サラだけは「ブラックで飲めるのは令嬢らしくないのではないかしら?」と悩んでいるわね。飲み方に令嬢らしさってあるのかしら?



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