表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

問いかける夏の懐古

作者: なと

夢の幕間。

堕ちてゆく—————————

櫻の花びら

目隠し鬼。隠れたあの子は、そのままあの世に連れていかれてしまった。夕暮れ時の孤独。風が吹いてきました。風車が廻っています。此処に居ると、駄目だ。リン、と錫杖の音がして、——―――やがて陰になる。


蝉の音色。懐かしさは、魔法の秘宝だ。泡の匂いをさせた人、夕飯の匂い、遠くの犬の鳴き声。夏の夕暮れ時は、懐古の物音を響かせて、私を虜にする。これは、檻だ。これは、罠だ。振り返ると、ジリリリと鳴る、線を抜いたはずの、黒電話。


夏が呼んでいる。切ない入道雲が、北の空に列をなして群れている。トンボを追いかける少年。そっちへいっては駄目、連れていかれるから。影法師が狐面をつけて足から生えている。「とおりゃんせ、一寸法師が現れて、打ち出の小槌で小さくされるよ、そのまま鼠のお嫁さんだ」また、適当なことを言う。月の光に照らされて、私は、惑わされる。


小径に竹藪がある。そこに夕暮れ時逢魔が時になると鬼が立つ。今宵の贄を探して。夜通し愛し合った後、殺すつもりか。夢から醒めた、一寸法師が嗤う。そんなの日常茶飯事だよ、と。此処は死出の國。空にはB29が飛んで、腕を失った子供が算数ができないからと空を舞っている。

色んなものから影響を受けています。

特に、音楽の歌詞から影響をうけているものが多し。

あと百鬼夜行シリーズ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ